鈍い者同士。【廉side】 ページ15
廉「最近は、ただの同僚が家でご飯まで作ってくれるん？笑」
点滴で調子を取り戻した俺は、Aについそんな軽口をたたいてしまう。
「せっかく人が心配してやってんのに…迷惑なら帰るよ」
そう言って荷物をまとめて、しょうが焼きの材料まで持って帰ろうとするA。
廉「嘘やん、ごめんて!!」
慌ててAを引き止めながら、素直にありがとうと言えない自分を反省していた。
Aが作ったしょうが焼きは玉ねぎがたっぷり入っていて白飯がめちゃくちゃ進んだ。
俺、Aが作ったご飯やないと食欲わかないんやな。
廉「やっぱりAの作った生姜焼きは美味いなー」
「お腹いっぱいになった？」
廉「なった!!」
「じゃあ私はそろそろ帰るね」
え、もう帰るん？
もう少し一緒に居って欲しい…そう思った俺。
廉「なぁ、少し話せえへん？」
「いいよ」
Aはそう答えると、俺が座っているソファーの隣に腰掛けた。
まぁだいぶ距離あけて座ったけど笑
廉「お前さ、岸さんの事好きなん？」
「好きだよ」
Aに、俺以外の男を好きだと言われた。
その事実に思いの外傷ついている俺。
廉「そっか。
俺はお前がそばに居らんくなってから、仕事して紛らわそう思ってんけど無理やったわ」
正直な気持ちを言ったつもりやのに、いまいちAには伝わってへんみたいやった。
「え？何が？」
何が？やないわ、アホ。
まぁでも、Aが鈍いのは最初っからやし、今に始まった事やない。
廉「今さらやってわかっとるけど、俺はお前にそばに居って欲しいねん」
ここまで言えば、さすがにわかるよな。
「廉は私の事、自分を好きにならない女だから彼女にしてたんだよね？
私さ、あの時、廉の事好きになっちゃってたんだよね。
だから私はもう廉の彼女にはなれない」
え？A、俺の事好きになってたん？
まさか俺の事好きになったから、岸さんと付き合う為に別れたん？
そうか、鈍かったのは俺の方やったんやな。
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ひかる(プロフ) - 涼杜兄妹さん» お話に関係ないコメントすると削除されるらしいので、ボードやメッセージでもお気軽に話しかけて下さいね!!また、永瀬main書きたーいっ!! (2020年12月14日 22時) (
レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - これからもコメしますね！今回みたいに期間開くこと多いかもですが！ (2020年12月13日 11時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 涼杜兄妹さん» アザーッス!!私もコメントくれる涼杜兄妹さんが好きですよぉ〜(ノ´∀｀*) (2020年12月9日 23時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - もちろんずっと好きでいます！！ (2020年12月9日 22時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 涼杜兄妹さん» リアルでもわりと毒舌なんで嫌な人は嫌なんやろなって笑 あはっ、すきって言われたぁ〜(σ*´∀｀) ありがとうございます!!これからも頑張りますので、私の事はずっと好きでいて下さいね!!笑(厚かましい) (2020年10月22日 18時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかる
| 作成日時：2020年6月4日 2時
