入った会社の先輩達が全員イケメンなんて聞いてない!!【Sho】

最後にサプライズ。 ページ42

慎「あ、俺、ジンの友達の森本慎太郎です。」

「私はAAです」

慎「Aちゃんて、ジンと同じ会社なんだよね？」

「はい。でも私は事務員なので、なかなか会う機会は少ないんですけど」

慎「そうなんだ？じゃあ、今日はジン誕生日だし、ずっとジンのそばに居てあげてね？笑」

そう言って私に微笑んだ森本くん。

「はい、そうします！笑」

私が笑いながら言うと、

「じゃあ、後は若いもん同士で楽しんで！」

と別の席に移動していった。

勇「お見合いの席じゃねぇんだから笑」

「でも、私は神宮寺くんがぼっちにならないように呼ばれたから、ちゃんとそばにいますよ」

勇「ありがとう、超嬉しい！」

その後は、神宮寺くんのお友達とも一緒に楽しい時間を過ごして、神宮寺くんの誕生日をお祝いした。

そして帰りは神宮寺くんが送ってくれた。

「神宮寺くんの誕生日なのに、送ってもらっちゃってごめんね？」

勇「今日は来てくれて嬉しかったし、俺がもう少し一緒に居たいだけだから笑」

家に着いてから、ある事を閃いた私。

「あ、ちょっとここで待っててくれますか？」

勇「え、あぁ、別にいいけど？」

「じゃあすぐ戻ります!!」

そう言って、急いで自分の部屋に向かった。

ダッシュで神宮寺くんの元へ戻ると、

「はい、これどうぞ！」

と、小さな袋を神宮寺くんに差し出した。

勇「え？何？開けてみてもいい？」

「どうぞ」

勇「入浴剤？」

「はい。
私がお気に入りのやつなんですけど、めちゃくちゃいい匂いで癒されるんです」

勇「これ、俺がもらっちゃっていいの？」

「私はまた買えばいいんで。
神宮寺くんにも癒されて欲しいなぁと思って。
良かったら使って下さい」

勇「誕生日プレゼントもらえると思ってなかったからすげぇ嬉しい。ありがとう！」

本当に嬉しそうに言う神宮寺くんを見て、私も幸せな気持ちになったのだった。

誕生日デート。→←聞いてないよー。

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