へなちょこ作者ひかるのキンプリ短編集(リアルversion)

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「海人、今日はダンスで疲れてるんだよね？お風呂どうする？シャワーにしとく？」

私が海人を気遣って尋ねると、

海「ん〜、じゃあAと一緒にお風呂!!ねぇ、いいでしょ？」

クリクリの大きな目をキラキラさせながら首を傾げる海人。

あざとい。あざとすぎる。

私が絶対に断れないのをわかってやってくるあたり、ほんと小悪魔だわ。

「しょうがないなぁ、甘えん坊な海人の為だ、今日は一緒に入るよ」

海「わーい！…ん？でもなんか俺、いま子供扱いされてない？」

「してないよ。あざといなぁって思っただけ笑」

海「ふぅん、そういう事言っちゃうんだ？
そんな悪い子には、後ですんごいお仕置きしちゃうんだから。ベッドの上では覚悟しといてね？」

そう言ってニヤッと笑いながら、私を抱きしめてきた海人。

あーヤバい、変な方向に火をつけてしまった。

さっきまではひたすら可愛い海人だったのに、今、急に男の顔出したよね。

「海人、疲れたんなら早く寝た方がいいよ？」

海「ううん、全然大丈夫！なぜなら俺若いから!!笑 さぁ、まずはお風呂、行こっか」

私の悪あがきもむなしく、私の手を嬉しそうに握ってくる海人。

年上彼女に、エネルギーありまくりの若くて可愛い彼氏の相手は、なかなかに体力が必要なのだ。

お風呂場に強制連行されながら、あーあ、これは今日も寝不足決定だわ…と、ひそかにため息をついたのだった。



END

国民的彼氏のプロポーズ？【Yuta.J】→←ウサちゃん気質な彼が男になる時。【Kaito】

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