へなちょこ作者ひかるのキンプリ短編集(リアルversion)

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抱き寄せたままのAを見つめたら、ニコッと微笑むから無性にキスしたくなってもうて、チュッと軽くキスをした。

「フフッ、さっきは我慢したのに優太がいなくなった途端キスしちゃうんだ？笑」

さっきの我慢もバレてたようで、ニヤニヤしながら俺を見つめてくるA。

「さっきのお昼は優太の好きな蕎麦にしちゃったから、夜は廉が食べたいもの作ろうと思うんだけど何食べたい？何でもいいよ？」

こうゆうとこほんまに優しいし、可愛ええし、大好きやねんけど、正直今はAの口から優太の名前は聞きたくない。

廉「今すぐAが食べたい、夜まで我慢できひん」

「もう、廉のえっち笑」

そう言って笑いながらも、普通に仲良しの元彼の存在に嫉妬して、すぐに余裕がなくなる俺を受け入れてくれる愛しい彼女。

ほんまに好き。絶対離さへん。



翌日、優太に、

優「昨日久しぶりにAに会ったけど、俺が付き合ってた時よりだいぶ綺麗になったよな」

と言われたので、

廉「そらぁそうやろ、俺のキングで愛されてるんやから笑」

とふざけてわざとニヤニヤしながら言うたら、

優「ば、バカ、お前、そういう言い方はやめろよ!!」

とか言いながら、優太めっちゃ焦ってるし。

どんだけピュアな23才やねん笑
この人ほんまに俺より年上なんかな笑

優太がAの元彼なんは、正直モヤモヤするんやけど、こういう優太が見れるのも面白いからまぁええかって思ったりもする。

多分これからも、俺は優太にずっと嫉妬するんやから、このくらいの意地悪はええよな…と、心の中で思った。



END

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