四 ページ6
慣れない場所だったからか、
昨日は、少し寝るのに時間がかかってしまった
カールさんに謝りに行こう、
と思ったが、そもそも住んでいる棟が違うのだ
もし会ったら、謝ろう
服を着替え、
髪を結っていると、扉を叩く音が聞こえた
申し訳ないが、
今は動けないし誰が来たかだけ聞いておこう
｢はい、どなたですか？｣
｢ロビーだよ！ 一緒に朝ごはん食べに行こう！｣
｢もちろん喜んで 少し待ってもらえますか？｣
｢うん！｣
髪もなかなか綺麗に結うことができた
扉を開けると、ロビー君と、
夢の魔女 イドーラさんの信徒ちゃんが居た
2人は、仲がよかったのか
｢おはよう！ユキネ！｣
｢おはようございます ロビー君、信徒さん｣
｢･･････おはよう｣
昨日会ったばかりだから、
少し不安だったが、挨拶してもらえてよかった
｢信徒ちゃんも一緒に行ってもいい？｣
｢ええ、もちろん
でも、イドーラさんと一緒じゃなくていいの？｣
｢うん！
イドーラさんから、いいよって言ってもらった！｣
｢そっか、それならよかった｣
無口な信徒ちゃんと、元気なロビー君
少し意外な組み合わせだな
｢今日はね、
レオとジョーカーがご飯の当番なんだ！｣
｢当番制なの？｣
｢そうだよ！｣
食事は、当番制なのか･･･
あまり洋食は、作れないんだが大丈夫だろうか･･･
｢レオは、料理上手だから安心して！｣
｢そうなんだ ジョーカーさんは？｣
｢ちょっと危ないよ！｣
｢･･･そっか｣
･･･出来れば、食事当番が被らないといいな
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作者名：その辺の草 | 作成日時：2020年5月9日 1時
