一 ページ3
荘園の主から送られてきた手紙に入っていた、地図を使い、
私は、無事にエウリュディケ荘園に辿り着くことができた
そこには、大きな建物があり、
その横に2つ大きな建物が併設されていた
とりあえず、正面の1番大きな建物から入ることにした
が、呼び鈴が無かった
失礼かもしれないが勝手に入らせてもらおう
扉を開けると、古い建物なのか、
扉が軋む音がした
中を見てみたが、誰も居ないようだった
｢ごめんください｣
｢どなたかいらっしゃいませんか？｣
呼びかけると、
何処からか走ってくる足音が聞こえてきた
少しすると、少女がやって来た
少女は、人懐っこそうな笑みを浮かべていた
｢エウリュディケ荘園へようこそなの！｣
｢私は、エマ・ウッズ！
エマって呼んでほしいの！｣
この荘園には、少女も居たらしい
私と同じくらいかそれより下に見えるが、
何歳なのだろうか
｢貴女が新しいハンターさん？｣
｢はい そうです｣
｢巫 幸音と申します｣
｢素敵なお名前なの！｣
｢ありがとうございます｣
｢エマの他にも、
サバイバーは、いっぱい居るの！｣
｢今は、居ない人が多いから、
皆に挨拶するのは、夕食の時にするの！｣
｢とりあえず、お部屋に案内するの！｣
ずいぶん手慣れているな、と関心した
｢分かりました｣
返事をすると、
｢エマが半分持つなの！｣
そう言って、荷物を半分持ってくれた
荷物がいっぱいだったから、助かった
｢ハンターとサバイバーは、
住んでいる場所が違うの！｣
｢だから、両脇に建物があったんですね｣
｢そうなの！｣
少しだが、エマさんから、
この荘園について説明をしてもらった
｢ここがユキネさんの部屋なの！｣
そうこうしていると、部屋に着いたらしい
｢案内だけじゃなくて、荷物も持たせてしまいすみません･･･｣
出会ったばかりなのに、荷物を持たせて申し訳ない･･･
｢エマがやりたくてやった事なの！
だから、謝らなくていいの！｣
｢夕食の時間になったら、
ハンターさんが呼びに来てくれるの！｣
｢ありがとうございます エマさん｣
｢どういたしましてなの！｣
エマさんは、鼻歌を歌いながら、戻っていった
さて、荷解きするか
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作者名：その辺の草 | 作成日時：2020年5月9日 1時
