日向とあなたと ページ1
今日は大好きなチャニとのお家デート。
家に着いた時ちょうど作曲が佳境だったらしく、玄関まで迎えに来てくれた際に「ごめん、ちょっと待ってて」と申し訳なさそうに謝ってからぱたぱたと作曲に戻ってしまった。
曲を作っているチャニは大好きだし、眺めているのもとても楽しいのだが………ふと悪戯心が湧いてきた。いつも大人の余裕でかっこいいバンチャンの、焦ったところが見て見たい…！ごめん、と思いながら寝落ちたような体勢でそのまま寝たフリを始めておく。しばらくはヘッドホンをしてるチャニは気づかないだろうから、気づくのは曲ができた時だろう。
そのまま若干本当にうとうとしながら待っていると、チャニの立ち上がる音が聞こえた。にやける口元を抑えていつくるかな？とドキドキしていると、近づいてきたチャニはそのまま、する…と私の頭を撫でた
「待たせちゃってごめんねぇ、…ふふっ」
突然の笑い声にビックリして目を開けると、
「やっぱり、寝たフリだったでしょ？」
と楽しそうに笑うチャニ。
「えっ、チャニ気づいてたの！？も〜なんでわかったの？」
「だって、本当に寝てる時はA、可愛い口がふぇっ、て開いてるもん」
「恥ずかしい〜！！！！！！見ないでよ…」
恥ずかしくなってそっぽ向いて拗ねた意思表示をする。しかし、いそいそと正面に向かってきたバンチャンがかわいくて、我慢できずに私の大好きな広い背中に手を回して抱きつく。そのまま頭をうりうりと硬い腹筋に押し付ける
「せっかく家に来てくれたのに放ったらかしにしちゃってごめんね」
「んーん、私こそ、いじわるしてごめん…それに、作曲してるチャニの姿好きだからほっとかれてた訳じゃないよ」
「〜！！！！！！A、可愛い、もう、チャニをどうしたいの…！！」
私をハグしたままベッドにダイブ。
暖かな陽射しを浴びて、暖かいチャニに包まれて、だんだんと本当に眠たくなってくる。重くなっていくまぶたが完全に閉じきる直前、幸せそうに笑うチャニを見て、こんな日もいいな、と幸せをかみしめるのだった。
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ちょっとずつ増やしていきます！
♡やコメントめちゃくちゃやる気につながりますのでぜひ〜！！！
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作者名：あーーる | 作成日時：2023年4月2日 3時
