平凡な暮らしをしていたら、いきなり異世界に飛ばされました。【異世界能力系】 (ページ8)

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＊8話ページ8

「さっさと消えろ!」

「汚れ者!!」

「ここは能力者がいていい場所じゃないわ!消えなさい!」

どよめきが聞こえる

能力者…

しろ髪…緑髪…

蛇…!!

せとなとのあ!!

助けなきゃ…つれ出さなきゃ

そう思ったが、私も能力者

バレたら何もかもが終わりだ

さて、どうしようか

2人の後ろには崖がある…と。

足元がくすぐったい

…猫。可愛い…!

っと、違う違う

考えなければ。

ん?普通に動物がいるなら…

私はマスクの下の頬の狐、という文字をなぞる。

すると、すぐに人のあともなく完全な白狐に変わった

たかったいる人達の足元に入りこみ、せとなとのあの方へ向かう

いっそこうなったら
天然キャラだ!

動物にも天然いるでしょ!?ね!?

多分だけどさ。

真っ直ぐ2人の方向に走り…

ダイブした

バランスを崩した2人は倒れ、後ろの崖へと落ちた

そこに私も飛び込み、けも耳が生えた人間へと戻る

狐の瞬発力、ナメんじゃねぇ…!

二人を抱き締めて壁を蹴る

二人は私だと気づいたようで、驚く

『えへへ』

ちろっと舌を出してみるとのあに怒られた

「危ないから来ない方がいいのに!!」

また壁を蹴って落ちるスピードをさげ、崖の下にある住宅地に降りる

『だって、ほっとく訳にもいかないっしょ』

よいしょ、と二人をおろして言う。

ヤバい、フード被ってなかった

人影が見えて、2人の手をひいて路地裏へと移動した

走ってる時に背の低いせとなが若干浮いてたことなんて私知らないからね。