*21話 ページ21
よっ、と鞄を背負い、2人を見た。
いや、私の場合見たと言えるのか。正確には「向いた」になるのだろうか。
『チッ』
と、思わず隣の席に向かって舌打ちをする。
明日から普通の生活なんてできる訳がない。
昨日の朝まで、トラクターに耕されそうになる面白い男子もいない、なんて事考えていた自分を思い出す。
現実世界での生活が平凡過ぎたのか、この世界での生活が異常過ぎたのか。
もしくはそのどっちもか。
今すぐにでも席を変えたい。先生は快く許してくれるだろうが、
席変えしてすぐ変えると、やっと名前を思い出したが、あいるに目をつけられてしまうだろう。
それは第一に避けたい。が、すでに目をつけられている気がする。
睨まれた時点でそうだろう。何もしていないけれど。
ぶりっこで裏表激しい。タチが悪すぎだろ、と思う。
ぶりっこを嫌いな人を批判する人もいるが、実際にぶりっこにいじめられた経験のある私にはどうしてもぶりっこは体も心も拒絶するのだ。
人間誰だって、嫌いなモンは嫌いだ。好きになれないものだってある。
それを直せというのは、バリバリ男子に胸を作れと言っているようなものだと私は思う。
そんな脳内での解説は置いておき、
やっぱり、という顔のせとなと、はてなが浮かんでいるあずき先生。
このプロ級の解説者が教えてさしあげましょう。
『あいる嫌い』
以上。
中学で国語の成績は満点のくせに、
小学生時代、唐突に言えと言われると上手く考えがまとまらずぐだぐだの長文、プラス噛み噛みの説明しかできなかった私にわかりやすい説明を求めるんじゃない。
というか、一言の方がぐだぐだ言うより良い気がしたのと、ただ単に面倒だったからだ。
プロ級の解説者?それは意外な空耳だな。空耳だよ。空耳、空耳。
さて、洗脳をし終わったところでひとつ、先生へ。
『そんなにはてな浮かべなくてもわかるでしょうに』
窓際からゆっくりと先生に近づき、先生の真っ正面に立った。
そして、手をあげて、
『ほら、ね。』
と、言いながら先生のマスクをはずす。
そこには「透」の文字。
そう、朝食の時に私は見ていたからわかる。
先生の能力は、透視能力なのだ。
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はらる - ありがとう!! はらるさんがんばる(`・ω・´) (2018年10月26日 21時) (レス) id: 77e8d2d9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - はらるさん» 千bitごえおめ! (2018年10月26日 19時) (レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
緋月瀬音奈(プロフ) - なんかいつの間にhit数増えてね? (2018年10月26日 18時) (レス) id: e94d3cd3d0 (このIDを非表示/違反報告)
彌祐(ログアウト) - はらるさん» どいたまでちよ( (2018年10月21日 1時) (レス) id: 963abcba02 (このIDを非表示/違反報告)
彌祐(ログアウト) - え、察したのか(( (2018年10月21日 1時) (レス) id: 963abcba02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はらる | 作成日時:2018年9月23日 17時