しぇあすの。 (ページ21)

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目「おはようございます〜」
「おはよう。」
佐「めめ抱っこ代わるよ〜、とりあえず色々やっちゃいな」
翔「やぁ、やぁだ、っ、、うぁぁん泣」

会社に連絡したり、保育園に連絡したり、、朝だからそれなりにやることいっぱいあって、仕方なく佐久間くんに抱っこを代わってもらったら、もう断末魔が後ろから聴こえる。

佐「さっくんで我慢してよ〜」

幸いどっちにもすぐに連絡できて、ダッシュで顔を洗って、リビングに戻る。

目「佐久間くん、ごめんね、代わる。」
翔「うぁぁぁん、やぁだっ、」
佐「しょーたー、めめだよー」

佐久間くんの方から一生懸命に伸ばされた手を捕まえて抱き直すと、あったかい身体がぴったりとくっついた。

普段はこんなにワガママな子じゃない。

色んな人に抱っこしてもらって、甘やかしてもらって、、むしろ俺限定で甘える事なんてないのに、体調を崩した時だけは癇癪を起こしてしまうくらい離れたがらない。

翔「けほっ、、んんっ、」
目「泣くとゲホゲホしちゃうから、ね、泣かないで、。」

何度も言ってきた言葉を呪文のように唱えながら、苦しそうに丸くなる背中を撫でる。代わってあげられたらいいのに。。