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〇はじまりのお話。 ページ4
〇はじまりのお話。
2年前
目黒side
薄暗い部屋の中、ぎゅっと耳を塞いで蹲った。
押さえつけている手の隙間からも泣き声は聞こえてくる。
社会人に2年目ともなると、自分の仕事でいっぱいいっぱいなんです、、なんて言い訳も通じなくなってきて、先輩にヘコヘコと頭を下げながら後輩の尻拭いをする日々。
朝一番に会社に行って、夜は遅くに帰ってくる。家のドアを開ければ、、温かい食事と優しく微笑む家族、なんてものは想像の中だけで、真っ暗な部屋とすっからかんの冷蔵庫、。
そんな日々でも必死こいてしがみついていられるのは、命をかけて守ってやらないといけない存在があるから。
会社を出て、そのまま向かったのは遅くまでやっている託児所。職員の方から荷物と、すっかり夢の世界に入ってしまっている息子を受け取って、ようやく帰路に着く。
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Yuri - 続きがとっても気になります！更新、待ってます！！ (2022年9月1日 23時) (
レス) @page12 id: 2467065cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てんぷら
| 作成日時：2022年8月31日 19時
