〇 ページ42
樹side
朝からちょっぴり元気なさそうな幼なじみを連れて、いつもつるんでる奴らと特に意味もなくゲーセンへ。本人大丈夫って言ってるし、俺くらいは信じてあげないとね。
翔「じゅりー、あれ欲しい〜」
樹「いや、あれムズいだろ、、師匠に取ってもらえよー」
翔「いいから弟子のお前もやってみろって。」
樹「もー、、取れなかったら諦めろよ？」
なんだ、元気そうじゃん。キラキラした目で囚われた友達？のシナモンをねだる姿が可愛くて、夢中になってて、大事な事を忘れてた。
樹「しょっぴー、もうちょっとで取れそ「おい！」
横からガっと肩を捕まれて、振り返るとどっかの同じくらいの年のヤンチャな奴がメンチを切っている。
樹「あ？なんだよ。おまえ。」
「てめーが田中か？よくも俺の友達をやってくれたなぁ！」
あぁ、この前なんか変なやつに絡まれたから返り討ちにしたんだっけ？まったく、、逆恨みも程々にしてくれっての。
樹「あ？だったらなに？お前のお友達が悪いんじゃねーの？」
「チッ！生意気言ってんじゃねーぞ。」
翔「ちょっ、、樹っ！い''っ、、」
俺の制服の袖を掴んでいたしょっぴーの手がソイツの連れであろう奴に鷲掴みにされる。
「コイツ女かと思ったら男かよ。笑」
「結構かわいいじゃん。」
樹「しょっぴーに手出すなよ！」
翔「じゅっ、、ｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯｹﾎｯ、、ﾊｧｯ、ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ、」
樹「しょっぴー！！」
突然胸を抑えて咳き込むしょっぴーに驚いたのか、相手にスキが出たところをついて駆け寄る。ぐったりと俺にもたれ掛かって倒れるしょっぴーにビビって逃げ出す。
樹「おいっ！！」
翔「、、っじゅ、、り、ごめんっ、」
樹「大丈夫？」
翔「ｹﾎｯ、、ん、大丈夫、、」
追いかけようとしたところをキュッと服を握られて止められる。キツく閉じられていた瞳はふぅと息を吐いてゆっくりと開けられた。
樹「熱あるじゃん、、ごめん、、俺のせい、」
翔「、、、違うから、、ごめん、、朝から熱あった、、」
樹「はぁ！？」
しょっぴーは大丈夫って言ってるけど、ゲーセンの床に座り込んでしょっぴーを抱えてる俺。いや、この状況からどうしたらいいのか。熱高そうだし、歩ける感じではない。どうしよう、、
康「しょった！樹！！」
そんな時、聞きなれた声がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2494人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めめなべ(プロフ) - 完結されたこととても残念ですが、こんなに素敵なお話を6まで続けてくださり、ありがとうございました！また、作者様の新しいお話が読めることを願ってます、 (2021年6月2日 21時) (
レス) id: 4f1969f4f5 (このIDを非表示/違反報告)
めいぷる - 久しぶりにのぞいたら、リクのお話書いていただいて感激です。とても良かったです。完結されるとのこととても残念ですが、ご自身のペースで頑張って下さい。リク応えていただき、ありがとうございました！ (2021年5月23日 18時) (レス) id: b1badb7fc1 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれいと(プロフ) - リクありがとうございます！更新嬉しいです…相変わらず好き…ずっと応援してます！ (2021年5月3日 23時) (レス) id: ab758278cb (このIDを非表示/違反報告)
てんぷら(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます！まだ待っていてくださる方がいるということが私の更新のモチベーションになっています。細々とですがこれからもお話を書こうと思いますので、お付き合いいただけると幸いです。本当にありがとうございます！ (2021年3月8日 0時) (レス) id: d802e6ae3c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 久しぶりに更新されててとても嬉しいです！書けるときに、頑張って下さい。応援しています。 (2021年3月6日 10時) (レス) id: f27397bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：てんぷら
| 作成日時：2020年9月26日 1時
