すのかぞく。ぱーとさん

〇 ページ30

しょった毎日俺のクラスに何かと理由をつけて来る。それがめっちゃ可愛いのよ。毎日来るもんだから俺のクラスの子たちも俺のお兄ちゃんだって認識しとるし、人気になっとる。

「康二めっちゃ頼りにされてんだな。」
ってよく言われるし、翔太→康二、康二→翔太っていう謎の変換が定着しつつある。


でもな、俺知っとるんよ。
しょったのカバンには教科書もプリントもしっかり入ってるってこと。いつも夜2人で確認しながら準備してるし、寒い日のカーディガンはお兄ちゃん達が勝手に入れてる。薬だって、管理されてるから無いってことは有り得ないし。。

しょったが俺と話す口実を作りたくて忘れたって言ってることくらい知ってる。そこがまた可愛いねん。

康「しょった、康二は翔太のやろ？」
翔「、、、、？」
康「ちっちゃい頃よく言っとったやん！」
翔「、、そうだったっけ？あんま覚えてない、」
康「翔太は康二ので、康二は翔太のやかんな。今も継続中やで？」
翔「、、うん。知ってるし。分かってるし、それくらい。」
康「ほんとは不安やったくせに〜」
翔「うるせ。早く帰ろ？疲れた。眠い。」
康「顔真っ赤やん笑」

図星なこと言われると耳まで真っ赤になって、照れ隠しからか少し先を歩くのは今も昔も変わらない。

康「もぉー、まってやぁ、」
翔「急げよ！笑笑」

俺の隣はしょったしかあかんからな。
ずっと隣におってな。


ゆな様リクエストありがとうございました。
番外編は描きやすいので、スラスラ書けました。
双子ちゃんの高校生活いかがでしたでしょうか。
また機会がありましたら宜しくお願いします。

リクエストについて→停止中→←〇

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す