Episode24* ページ26
放課後、今日もいつも通り部活だ。
荷物をまとめていると、
明日人と隣のクラスののりかが俺の席までやってきた。
稲森｢氷浦ー、準備できた？？｣
のりか｢置いてくよ〜(笑)｣
氷浦｢ああ、準備できた。
待たせてごめん。｣
部活へ向かおうと席を立った時だった。
『あっ、貴利名君！』
Aは何かを思い出したように俺を呼び止める。
手には3枚ほどチケットが握られていた。
氷浦｢A、どうした？｣
『あのね…』
Aの話によると、
今週末にAがフルートのレッスンで通ってる教室の先生主催のミニコンサートが行われるとのことだった。
『…というわけなんだけど、
貴利名君、良かったらその…聴きにきてくれないかな？
私も少しだけだけどフルート吹かせてもらえることになったの。』
Aの手元を見ると、少し震えていた。
____きっと勇気を出して誘ってくれたんだな。
氷浦｢うん。もちろん聴きにいくよ。
俺もAのフルート聴きたいし。｣
Aは安心したように、笑顔を見せた。
俺もつられて笑みをこぼす。
『あ、でも……
チケットまだ2枚余ってるんだよね。』
稲森｢それなら心配いらないよ！！
俺も白雪さんのフルートまた聴きたい！｣
のりか｢あ、ずるい！私も！
あ、白雪Aさんだよね？初めまして！
私、隣のクラスの海腹のりか。
氷浦と明日人と同じくサッカー部なんだ！
1度話してみたいなって思ってたんだよね！
良かったら友達にならない？｣
『こちらこそ……！よろしくね！
3人に聴いてもらえるの楽しみ！』
Aは本当に嬉しそうにしていた。
______なんだかこういうのっていいな。
Aが笑ってくれると俺も嬉しいし、
Aの良い所、もっと皆にも知って欲しい。
氷浦｢じゃあ、日曜日、絶対観に行くからがんばれよ。｣
『ありがとう！貴利名君達も部活がんばってね。』
ばいばいと小さく手を振るAが微笑ましい。
…ああ、まただ。
気づけば頭の中はAのことでいっぱいになる。
こんな感覚今までにない。
________俺、Aのこと好きなんだろうか。
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まにゅ - めっちゃいいです！！ (2019年3月31日 18時) (
レス) id: c1e18846c3 (このIDを非表示/違反報告)
渡邊妃葵*(プロフ) - 夕霧さん» コメントどうもありがとうございます！完全に作者の趣味ですが……（笑）第2シリーズも楽しみにしててください！更新頑張ります！ (2018年12月18日 22時) (レス) id: c45874ae09 (このIDを非表示/違反報告)
夕霧 - 野坂君がライバルか………これからどうなっていくのだろう？とっても楽しみです!これからも更新を頑張って下さい！！ (2018年12月18日 20時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
渡邊妃葵*(プロフ) - スイさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(*´ο`*)亀並みに更新がんばっていきますね！また続き楽しみにしててください！ (2018年12月5日 21時) (レス) id: c45874ae09 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 続きが凄い気になる………更新頑張って下さい！ (2018年12月5日 20時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡邊妃葵*わたなべひなた | 作成日時：2018年12月4日 22時
