44 毒盛られる前に気付こう ページ44
。
『春ちゃん春ちゃん、ちょっとこっち来てください』
三「 誰がてめーの指示に従うかよ」
『いいからこっちに来てください。真剣なお話です』
三「チッ。
手短に話せよ」
『それは春ちゃん次第だよ』
三「ア？」
舌打ちしながら偉そうに歩き、頭をかいた春ちゃんが反対側のソファーに座る。
今は夜中の2時。本当に真剣なお話があるんです。
もう、勘弁してほしいお話。
三「なんだよ」
『今日キメて帰ってきたよね？』
三「あー、やったな」
マイキーに春ちゃんが帰ってきたと同時に俺の部屋にいろって言われたから多分というか絶対そういうことだからマイキーの部屋にいた。
春ちゃんが落ち着いたから部屋から出ていいと言われ、事務所に戻ったらワイシャツ姿の春ちゃんがいた。
そんな春ちゃんを横目に、事務所にある小さい冷蔵庫を開けたら、許せないことがあった。
『なんで話があるか、分かる？』
三「あ？
知らねぇよ」
『本当に？分かんない？』
三「だから知らねーって言ってんだろうが」
『……私の飲み物に、春ちゃんの薬仕込んだでしょ？』
冷蔵庫に閉まっておいた飲み物を出そうとしたら、中にカプセルが入っていた。絶対に春ちゃんのお薬。
薬キメたあとは興奮状態になるからまだそれだけなら許せるかもしれない。
けど、これは今日だけじゃない。同じことがあったのは今日で3回目。
さすがに言わないといけない。
三「俺からのプレゼントだからありがたく受け取れ」
『開き直るな』
春ちゃんは入れたことを覚えてた。
『私、薬やらないんだけど』
三「知ってる」
『じゃあ入れないでくれない？』
三「入れれば飲むと思ってよ」
『私は飲まなくても大丈夫なの。だから入れないで』
三「飲んだら最高に楽しくなるぞ。お前も飲んでみろよ。気持ちよくなれるぜ」
『いらない』
三「俺からのプレゼントだぞ？有難く貰え。安くねぇんだぞ」
『高い安いは私には知らないけど私に飲ませようとするの辞めてくれる！』
三「やだ」
『……はぁ。
飲むなって言わないけどこれからも同じ事が続くようならマイキーに言うから』
三「……くっ」
一応もうここの冷蔵庫に飲み物とかいれるのやめよう。部屋に小さい冷蔵庫でも買おうかな。何があるかわからないから。
下手したら誰かの部下とかに薬とか毒とか盛られるかもしれないし。
『ごめんなさいは？』
三「……ごめんなさい」
。
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三虎ですンゴww - 完結おめ〜！いやぁおもしろかった！！他の小説だと、モッチー出てこないからなんか新鮮でいい感じだったよぉ〜♪これからもガンバレ！応援してるぞぉ〜☆ (2022年6月17日 14時) (
レス) @page50 id: 7ad5394cc6 (このIDを非表示/違反報告)
yui - 完結おめでとうございます！！最後までニヤニヤしながら読ませて頂きました…笑素敵な作品をありがとうございました！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2021年9月14日 16時) (レス) id: d14d967942 (このIDを非表示/違反報告)
乱れ桜(プロフ) - 結衣*さん» こんにちは！ほぼ初心者ですが励まされましたありがとうございます……！これからも頑張ります！ (2021年9月4日 13時) (レス) id: ab234f2f1c (このIDを非表示/違反報告)
結衣* - 神作に出会ってしまった…更新お待ちしております！自分のペースでこれからも頑張って下さい！！ (2021年9月4日 10時) (レス) id: d14d967942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乱れ桜 | 作成日時：2021年9月3日 1時
