37 狙った獲物は逃がさない ページ37
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今私は、最大の危機に迫っている。
『ヤバいヤバいヤバいヤバい』
春ちゃんに報告書を見せるのを忘れていた。
そういうの1番うるさいから1日遅れてしまっただけで怒られるかもしれない。
今日で私、本当にスクラップにされるかもしれない。
『あー、もう終わった私の人生。
けど春ちゃんなら許してくれるよね。間違いない』
三「何がだよ？」
『だから、報告書遅れたことーーー
ぎゃあああああ！』
三「うるせぇ！」
廊下を歩いていると、後ろから春ちゃんの声。逃げようとすると、春ちゃんに掴まれる。
三「いい度胸だな。報告書出すの遅れた挙句、逃げようとするなんて！」
『ひぃぃぃっ！ごめんなさーーーい！』
今の状況は春ちゃんに首根っこを掴まれてぶら下がっている状態。例えるなら親猫に運ばれる時の子猫。
もちろん私は猫じゃない、掴まれているのは洋服。そんなことをされたら首が締まるのは確実で私は必死に足をバタつかせる。
『……春ちゃ、苦しっ……！』
春「このまま殺してやろーか？」
もう殺されるんだ、と思ったら春ちゃんの腕が離れた。
『はぁはぁ……』
春「安心しやがれ。まだ殺さねーよ」
春ちゃんはポケットからタバコを取り出し、火をつけて吸い始めた。
春「A、仕事だ」
『仕事？ さっき私仕事終えたばっかなんだけど』
春「仕方ねぇだろ。それが終われば今回の説教はチャラにしてやるよ」
『やります！やらせていただきます！』
春ちゃんからの説教から逃げれるならなんだってできる気がする。
春「いいか、今回の仕事はーーー」
◇◇◇
『おかわりいりますか？』
「あぁ。Aに入れてもらう酒は特別に美味いな」
『あはは、そんなことないですよ〜』
今回の仕事、それは私が引き付けて1人になったところを春ちゃん襲撃するという仕事だ。
知らない組織のおじさんに声をかけてお酒を飲ます。
「Aも飲んだらどうかね」
『私、酔っ払ったら大変なんで飲まないんですよー』
「その大変な姿も見てみたいな」
『あはは……』
こんな知らないおじさんなんかの前で酔う訳にはいかない。早く仕留めてくれ。
春「(Aそろそろ……)」
春ちゃんからの無線をつけて、私はおじさんを誘導する。
『あの、私そろそろ眠くなってきたかも』
「ほぉ？」
『……一緒にベッドに行きません？』
「……もちろん」
おじさんの手を引いて誘い、ベッドへ。
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三虎ですンゴww - 完結おめ〜！いやぁおもしろかった！！他の小説だと、モッチー出てこないからなんか新鮮でいい感じだったよぉ〜♪これからもガンバレ！応援してるぞぉ〜☆ (2022年6月17日 14時) (
レス) @page50 id: 7ad5394cc6 (このIDを非表示/違反報告)
yui - 完結おめでとうございます！！最後までニヤニヤしながら読ませて頂きました…笑素敵な作品をありがとうございました！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2021年9月14日 16時) (レス) id: d14d967942 (このIDを非表示/違反報告)
乱れ桜(プロフ) - 結衣*さん» こんにちは！ほぼ初心者ですが励まされましたありがとうございます……！これからも頑張ります！ (2021年9月4日 13時) (レス) id: ab234f2f1c (このIDを非表示/違反報告)
結衣* - 神作に出会ってしまった…更新お待ちしております！自分のペースでこれからも頑張って下さい！！ (2021年9月4日 10時) (レス) id: d14d967942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乱れ桜 | 作成日時：2021年9月3日 1時
