女の子、梵天に入るってよ

27 お酒は飲んでも飲まれるな ページ27

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「お待たせしました！」



店員さんが注文した食べ物、飲み物を持ってきてくれた。



竜「ほら、Aも枝豆食べろよ」

『ありがとう』



目の前にいる竜ちゃんが私に枝豆が入っているお皿を渡してきた。



九「はいよマイキー」

万「サンキュー」

九「んで、これがカシオレ」

『ありがとう』



ココからカシオレを渡される。



それは赤オレンジの色をした飲み物。



『ストローで飲むの？』

望「所詮、ジュースだからな」

『いただきます』



ストローを口に咥え、カシオレを飲んでみる。


蘭「どう？美味しい？」

『……うん！』



美味しいかもしれない。嫌いではない味。



けどなんか、匂いが……。



三「九井、お前ノンアルで頼んだのかよ？」

九「……あ」



……



何だか熱い。



『……ひっく』

鶴「？
どうした」

『……熱いんだけど、脱いでいー？』

鶴「はぁ！？
ダメに決まってんだろ」

『ん……かく、ちゃー』



体が熱くて、なんだかフラフラする。



自分で座ってられなくて、鶴ちゃんにもたれかかる。



蘭「Aお酒飲んだだな」

望「メニューに5パーって書いてあんぞ」

三「5パーで酔っ払うとかお子ちゃまかよ」

万「九井、どうやって死にてぇ？」

九「ひぃ……」





ーーー





マイキーside



万「大丈夫かA」



俺は鶴蝶にもたれかかってるAをゆらゆら揺らす。



『あ、まいきー』



ぎゅー。Aが俺に抱きついてくる。



万「そうだ。マイキーだ」

『えへへ、
まいきー、ちゅき』



……完全に酔ってやがんな。



後で九井シメる。



三「おい、ボスから離れろ」

『やだあ！まいきーからはなれないっ！』

三「いいから離れろや」



三途が無理やり俺から剥がそうとしてやがる。



『まいきー、ちゅーしよ？』

万「は？」



おいおい、まじかよ。



蘭「俺とちゅーしようよ」

『やだあ、まいきーがいい！』

望「酔うとお子ちゃまみてーだな」

『おこちゃまじゃないっ！いじわるっ！』



力強くAは俺に抱きついてくる。



……可愛い。持ち帰りてぇ。



『まいきー、ちゅー』

万「……」



Aが唇を押し出してるから、俺も期待に応えないとな。



万「……ちゅー」

『……』



静かになったと思ったらAはもう夢の中に入っていた。



万「……ずりぃ」



俺もしたかったのに、その気にさせていてずりぃなAは。


今度2人きりの時に飲ませてみようかな。




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