20 過去の人 ページ20
。
あと最後はマイキー。マイキーどこにいるんだろう。
ピロロン
私のスマホが鳴った。
スマホを見るとマイキーからのらいん。
マイキー今暇か
Aうん。暇かも
マイキー今から外に来い
Aえ?
マイキー待ってる
どうしたんだろう。
私はスマホを持ち、外に出た。
◇◇◇
外に出るとマイキーはバイクに乗っていた。
マイキー「後ろ乗れ」
『うん？』
ヘルメットを私に渡し、マイキーの後ろに乗る。
マイキー「振り落とさるなよ」
バイクをブォンブォン鳴らし、マイキーはバイクを走らせた。
◇◇◇
もう30分は走った気がする。バイクはある寺に止まる。
マ「降りろ」
そう言われ、私はヘルメットを外しバイクから降りる。
『マイキー？ここって……』
万「墓参りだ」
マイキーはしまっていた花を取り出した。
万「Aはこれ持っててくれ」
『なんのお花？』
万「菊だ」
夏も終わったのになぜハロウィンの日に墓参りなんだろう。
お母さんは別のところに眠っていると聞いた。 一体誰の……。
お互いなにも喋らないまま、墓に向かう。するとマイキーが足を止めた。
万「……久しぶりだな、場地」
マイキーは墓石に声をかける。墓石には『場地 圭介』と書いてあった。
既に誰か来たんだ。新しいお花が花瓶に刺さっている。
マイキーは墓石の前に座り、喋り始める。
万「俺は今、梵天っていう組織で首領してる。いい未来だろ？
こいつは今月知り合った俺の仲間だ。可愛いだろ？」
マイキーは過去のことだろうか、知らない人達の話を始める。その姿はなんだか苦しそう。
万「またくるな。場地」
マイキーは一通り喋り終えると、立ち上がり両手を合わせる。
マイキーにとってこの人は大切な人だと分かったから私も花瓶にお花を入れ、両手を合わせた。
万「行くぞA」
『うん』
マイキーに手を掴まれ、墓を後にした。
◇◇◇
『あのさ、場地さんって……』
万「昔の仲間だよ。12年前の今日、死んじまったんだ」
そうだったんだ。マイキーも大切な人を亡くしてるんだ。
万「……A？」
マイキーを見るのが辛くて、マイキーを抱きしめた。
『……私はずっとマイキーのそばに居るからね』
仲間が悲しんでいるところは見たくなくて私は強くマイキーを抱きしめた。
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三虎ですンゴww - 完結おめ〜！いやぁおもしろかった！！他の小説だと、モッチー出てこないからなんか新鮮でいい感じだったよぉ〜♪これからもガンバレ！応援してるぞぉ〜☆ (2022年6月17日 14時) (
レス) @page50 id: 7ad5394cc6 (このIDを非表示/違反報告)
yui - 完結おめでとうございます！！最後までニヤニヤしながら読ませて頂きました…笑素敵な作品をありがとうございました！！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2021年9月14日 16時) (レス) id: d14d967942 (このIDを非表示/違反報告)
乱れ桜(プロフ) - 結衣*さん» こんにちは！ほぼ初心者ですが励まされましたありがとうございます……！これからも頑張ります！ (2021年9月4日 13時) (レス) id: ab234f2f1c (このIDを非表示/違反報告)
結衣* - 神作に出会ってしまった…更新お待ちしております！自分のペースでこれからも頑張って下さい！！ (2021年9月4日 10時) (レス) id: d14d967942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乱れ桜 | 作成日時：2021年9月3日 1時
