ヴィランの学校にはプリンセスが居るらしい ページ9
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ユウside
結局、服については要練習と妖精達に手伝って貰う事に決まった。
｢…探し人？｣
セベクはツノ太郎の護衛をしていると本人から自慢げに宣言されたが、リリア先輩によると後もう一人居るらしい。
ほぉ、と思ったのだが何故今この場に居ないもう一人を私が探すのかとほんの少し不満を見せればリリア先輩がくふふと笑う。
｢まぁまぁそんな顔をするでない、早い内に寮の内装を覚えておくのも良いじゃろう。
裏庭に行ってみると良い、タイミングが良ければ面白い物が見れる｣
｢はぁ…｣
まぁ、一理ある。
この歳で迷子になるのは避けたい、と渋々ながらそれを了承し裏庭に向かえばそこに居た生き物に思わずピタリと足を止めた。
｢鹿…？｣
一体何処から迷い込んで来たのか。
荘厳な外観の寮には似つかわしくないまだ若いらしい鹿が居た。
特段逃げる様子も無く、それどころか服の裾を口で噛んでグイグイと引っ張って来る。
(着いて来いって行ってるのか…？)
まぁとりあえず、害は無さそうである。
そのまま着いて行けば、心做しか動物達の数が増えていく。
鳥や兎、リス…。
何だ何だ、プリンセスでも居るのかと飛んできた小鳥を肩に乗せながら案内に従っていくと案外早くその予想が的中する事になった。
まず目に入ったのは、光に透ける銀髪。
その次は、まるで寄り添うように傍に居る動物達。
動物達に守られながら、その青年はさながら物語のプリンセスのように木にもたれかかって眠りこけていた。
この学園では凡そ見た事も無い光景に光属性をバチバチに感じ、思わず目を擦る。
(うーん、美少年がおる)
リリア先輩が言っていたのはこの人か。
面白い、というべきかは分からないが確かに不思議な光景だ。
だが困った事に見つけた後の事を言われていない、起こすのも可哀想だ。
このまま戻るのもなんかアレなので、適当に近くの動物達を愛でる事にした。
どうしてこんな私に懐くのか甚だ疑問だが。
鼻をくっつけてきた鹿の耳の付け根をカリカリと撫でていると、背中に凛とした声が掛かった。
｢珍しいな、動物達がそこまで懐くなんて｣
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やたら夢小説のタイトルっぽいと思ったそこの貴方、私もです((
シルバーを揶揄いで呼ぶ時はプリンスではなくプリンセスで呼びたいという謎のこだわりがあります、なんででしょうねぇ()
来る学校間違えてそうなシルバー先輩→←純情純粋なディアソムニアの一年生
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サッポロポテイトゥ - 最高です！リクなのですが‥わ、私オクタが大好物でして‥少し絡んで欲しいです！この話とても面白く、目からオアシスメーカーですー (2023年1月19日 13時) (
レス) @page5 id: 186cc97eda (このIDを非表示/違反報告)
マロ汰(プロフ) - 葉月さん» わー一番乗りおめでとうございます！続編も引き続き頑張って行くので、よろしくお願いします(*´∀`)♪ (2022年12月26日 22時) (レス) @page8 id: 12860d964e (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 評価とお気に入りの一人目は私が頂きました！！マロ汰様の文章や内容どれも大好きなので続編も更新楽しみに待機しております！！ (2022年12月26日 16時) (レス) id: 7976f6f747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マロ汰 | 作成日時：2022年12月26日 16時
