リリア先輩のお料理教室 ページ11
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ユウside
｢……何事よ、この声｣
鼓膜がビリビリと震える。
木からパタパタとシルバー先輩に会いに来ていた小鳥達が慌てた様子で飛び去って行く。
横を見ると、この事態には見覚えがあるようで｢あぁ……｣と言わんばかり顔を覆っている。
無表情なように見えたが、割と表情豊かな人ではあるらしい。
それはそうとして、向こうから凄い顔で走って来るのは見間違いじゃなければセベクなのでは？
｢ユウ！！！！｣
｢セベク！｣
物凄く泣きそうな顔である。
私より身長は高い筈なのに走って来た途端叱られた子犬のように私の背後に隠れてしまった。
眉がへにょんと垂れ下がっている、一体どんな怖い目にあったんだ。
…と、思ったら。
｢おぉ、ユウ！シルバーを見つけてくれたんじゃな、感謝するぞ〜｣
……あぁ、これはヤバイ。
ぞわ、と身体の底から粟立つ感覚。
それはさながら、目の前に腹を空かせた猛獣がいるような。
反射的に片足を後ろに下げ身構える。
遥か後方で、セベクを庇いでもしたのかツノ太郎が｢ヤムチャしやがって……｣と言いたくなるようなポーズで倒れていた。
｢すまんのぉ、朝食を忘れておった。
マレウスは地に付す程美味しかったようじゃが……セベクは逃げてしまってのぉ。
パンケーキを作ったのだ、どうじゃ？｣
ダークマター。
それ以外に一言も言葉が見つからない謎の暗黒物質がリリア先輩の手に収まっていた。
地獄の蓋を開けたような匂いがするし、ちょっと目が染み染みして来た。
しかもなんでパンケーキ(らしき物体)が虹色に輝くんだ。
(ゲーミングパンケーキ……！！)
嗚呼、私は早速転寮を後悔してるかもしれない。
二人と一緒にジリ、ジリと下がり始めていると……｡
｢ふな〜？朝っぱらから騒がしいんだゾ…｣
｢あﾞッ｣
その時リリア先輩の眼がキラリと光ったのはきっと見間違いじゃなかった。
迷うこと無く半分溶けかけたスプーンがグリムの口に突き出され、浜に打ち上げられた魚のように痙攣するまで後ーーー……｡
その後、一人と一匹は問答無用で保健室に連行されダークマターの物質に頭を抱えるクルーウェル先生が居たとか居なかったとか。
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タイトルであっ……となった方手を挙げなさい()
それと一日更新を無断で休んでしまったお詫びに今日は二話投稿です、┏( ;〃｡ _ ｡〃 )┓ゆるして
実家に帰らせて頂きます(違)→←来る学校間違えてそうなシルバー先輩
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サッポロポテイトゥ - 最高です！リクなのですが‥わ、私オクタが大好物でして‥少し絡んで欲しいです！この話とても面白く、目からオアシスメーカーですー (2023年1月19日 13時) (
レス) @page5 id: 186cc97eda (このIDを非表示/違反報告)
マロ汰(プロフ) - 葉月さん» わー一番乗りおめでとうございます！続編も引き続き頑張って行くので、よろしくお願いします(*´∀`)♪ (2022年12月26日 22時) (レス) @page8 id: 12860d964e (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 評価とお気に入りの一人目は私が頂きました！！マロ汰様の文章や内容どれも大好きなので続編も更新楽しみに待機しております！！ (2022年12月26日 16時) (レス) id: 7976f6f747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マロ汰 | 作成日時：2022年12月26日 16時
