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漆.年下は皆可愛い、良いね? ページ9

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夢主side



『…』

『……』

『………』

虎「あ、あの……紬様…?」



『は????(重低音)』



虎「ヒィッ」

「紬様の背後に般若が…」

虎坊に?出会い頭で接吻?は??随分な度胸してるわねその女…。
まだ出会って日が浅いとはいえ一生懸命で丁寧だし、言わば此処の看板と言っても過言では無い(過言です)

そんな虎坊に手を出したんだから、罪は重い。


※この時点で15歳の紬さんとは一方、虎坊は5歳年上の20歳です



『虎坊』

虎「駄目です」

『虎坊』

虎「駄目ですってば」

『少し出掛けるだけよ』

虎「いやいやいや駄目ですって!!真顔の紬様が一番ヤバいって暗黙の了解があるんですから!!
握り締めた拳がギチギチ鳴ってますよ!!」

『虎坊、私ね分かったのよ……真に信頼すべきは…』

虎「すべきは?」



『自分の拳よ(ギリィ)』



虎「おい誰か止めろ!!今夜辺り顔がボコボコになった撲殺死体が出る!!」

『どうして止めるのかしらただご挨拶に伺いたいだけなのにうふふふふ』


【暫くお待ちください】




『……それで、本当なの?虎坊』

虎「はい、たまたま夜道で会っただけなんですけど…」

『災難だったわね、それは……』

「えぇほんとに」

「まがおの紬さまほんとこわい」

『何か?』

「「いえなんでも」」

……しかし、出会い頭に接吻とは。

確かに虎坊は童顔だが、世間一般的に見て顔が良い部類とは言えるだろう。
赤茶けた髪に琥珀色の瞳、もしかしたらこういう顔立ちが好みな女性も居るかもしれない。


『…あれ、でもさっき言ってたわよね?徳大寺の鵜京さんにも手を出したって』

虎「顔が良いなら誰でも良いらしいです」

『えぇ……』

それはとんだ阿婆擦れ……いや失礼、自分が好きと思う男性が多いようで。


虎「もう俺整形しよっかな…」

「だ、大丈夫だ!虎坊は美少年だって、元気出せよ!」

「自信持て虎坊、お前の顔は多分近所のおばさん達に好かれる童顔具合だ!」


虎「おい慰めになってねーぞ」



『華野 愛美、か……』

鬼狩りの隊士は各地を奔放する。
だから同じ隊士がずっとその地に留まることは珍しいし、私も会った事すら無かった。
しかし、界隈に名を轟かすその悪評ぶりは確かに私の中に記憶という名の置き土産を残したのだった。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『因みに私の真顔が一番ヤバいって誰が最初に言ったの?』

虎「……………俺です、ごめんなさい(上目遣い)」

『許す』

虎「やったぜ」


((ちょっろ……))

捌.大切な者は大切だから仕方ないと思う(諦め)→←陸.今をときめく素敵なクソ野郎



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作者名:朝霧 アテネ | 作成日時:2022年8月23日 23時

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