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道枝side
初めて見た。感情表現が苦手そうなAちゃんが、こんなに泣いたり、怒ったりするの。
関西弁やって、使っとった。
駿『ごめんけど、詳しく教えてくへん？』
A「うん」
恭「ええの？」
A「駿佑はええの。
私ね、中学校で3年間、付き合ってるひとがいたの。
その人は、私が1年生の時に3年生で、めっちゃ仲良くしてくれとった。
そんでね、私、親切にされてるうちに、好きになってもうてん。
で、勇気を出して、言ったの。正直に、私の気持ちを。
そしたら、ええよ、って言ってくれて、
私、うれしかってん。で、その日から一緒に帰るようになってな、
で、ある日、俺ん家来る？、って誘われてん。
で、行ったら、なんか水のまされてな、そっから、その日、望ん家に行った記憶がないねん。」
恭「俺な、その日、望先輩、やなっくってあいつん家、偶然通りかかってん。
てか、近所やったから。そしたらな、奇声あげながら、誰か殴っててん。
で、よく見たらAで、即止めに行って、んで、Aのこと見たら、腕とか、お腹とか、
足とか....色んなとこに傷とかあざがあってん。で、あいつの方見たら、
ちっちゃめのナイフ持っとって...それに、血がついとって
で、俺、必死で近くの病院行って、その日は軽傷で済んだんやけど。」
また、Aちゃんが、泣き出してもうて
駿『だいじょうぶ？』
A「うん。...私、その日のこと覚えてへんくって、でも、なぜか傷とかついとるから、
もしかしたら.....恭平がやったんかなって、恭平ん家おったから、そんな最低なこと
思っちゃって。で、相談しに、また望ん家に行ってもうてん。
着いたら、急に突き飛ばされて、お腹らへん刺されて、そしたら、
恭平が来て。恭平には、一応言ってたから。放課後、一緒に帰ろうって、言われとったけど、
望ん家に行くからって、先、望と帰ってもうて。恭平は、止めてくれとったんに。
で、恭平に救急車呼んでもろうて。」
恭「命はあったんやけど、何人かの人のこと忘れててん。
流星もその一人や。で、あいつがお見舞いに来て、でも俺がおらん時で、
Aんこと、守ってあげれへんくて、そんとき、病室におったんが
Aのお母さんで。」
A「いやや。もういやや。この話するん。
ごめん、駿佑、ちょっと、落ち着いてくる。
恭平、話しといてくれへん？」
恭「わかった。」
Aちゃんは、泣きながら微笑んで、ベランダに行った。
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すみれ - 結局、主人公は死んで終われたのでしょうか・・・ (2023年5月6日 12時) (
レス) @page40 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
まきまき007(プロフ) - 初めてで星評価を間違えました！ごめんなさい。更新楽しみにしてます。次はちゃんと10星つけますっ。 (2020年5月24日 19時) (レス) id: 759b11b639 (このIDを非表示/違反報告)
神流 - めっちや面白いです！更新頑張ってください！過去がすごく気になります。 (2020年5月18日 11時) (レス) id: bce0db587a (このIDを非表示/違反報告)
メトロ(プロフ) - 宣伝させて頂きました。 (2020年5月16日 20時) (レス) id: da2ac85970 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年5月13日 15時
