大人宣言 3 (ページ25)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:170,128 hit

無事…？ページ25

.

目黒side

あれからどれだけ時間が経っただろ

24時を周り滝沢くんのケータイに着信が

滝沢『ああ。わかった。よかった。うんうん』

よかった

の一言で安心するも

滝沢『えっ…そんな…大丈夫なんですよね？！』

そんな一言で一憂する。

滝沢くんの電話が終わり

佐久間「無事でしたか？！」

滝沢「無事に斉藤のことを捕まえられた。そしてAも無事に見つかった。」

宮舘「無事なんですよね…」

滝沢「今意識を失っているらしい。命には別条ないということだから。今病院に搬送されている。何も服を着ていなくて体に傷が何個かあったらしい。」

そういうと滝沢くんは涙を流した。

滝沢「本当に申し訳ない。全て俺の責任だ。」

頭を下げてきた滝沢くんを誰も責めることはなかった

渡辺「俺らもいつも近くにいるのに誰も気づくことができなかったんです。俺らの責任でもあります。」

阿部「すいませんでした…」

みんな思うことは一緒だ。

なんで気づかなかったんだろう。

そんな気持ちでしかないのだ

みんな夕方から何も口に入れてなく

スタッフさんにせめて飲み物だけでも飲んでくださいと言われて

お茶や水が配られた。

会議室の椅子に座ると

下を向いた肩が揺れているメンバーがいる

目黒「阿部ちゃん…」

阿部「ああ目黒…」

目を真っ赤にした阿部ちゃん

目黒「まさか全部阿部ちゃんのせいだと思ってる？」

阿部「そりゃそうだよ。隣に住んでいて誰よりもそばにいてるはずだったのに。何も気づかなかったんだよ？」

目黒「でも無事だったんだよ。阿部ちゃんが隣にいたから岩本くんと協力して今捕まえるとこができたんだよ。むしろみんな阿部ちゃんには感謝してるよ」

肩をぽんぽんと叩くと

さらに涙を流し始めた阿部ちゃん。

無事でよかったんだから。

命に別条はないって言葉を聞けてみんなよかったって思ってるんだから…。

.