大人宣言 3 (ページ19)

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斉藤さんが仕事での電話で部屋からいなくなった。

そのタイミングで

照からの着信。

今しかないのかもしれない…！！！

『ひかる…！！！たっ…」

岩本『今どこいるんだ？』

『助けて…！！来ちゃう！！』

足音が聞こえて

急いで通話を切る。

そして履歴を消去する。

「すいません…ケータイ触ってもいいですか？」

斉藤「ああ」

斉藤さんは煙草を吸いながらわたしを見ている。

そこまで常に監視しているわけではないけれど

視線は感じる。

照からの追いの連絡は来ていない。

助けて

なんて言ってしまったけどここからどうしたらいいんだろ

見切り発車になってしまい

緊張感が走る。

斉藤「今日はもちろんこの家に泊まるんだよな？」

「えっ…？」

斉藤「泊まるんだよな？」

拳がとんできそう

「泊まります…」

斉藤「最初から従え」

そういい目の前の椅子を蹴る

明日はメンバーとの撮影。

久しぶりに会う。

照に伝えたけどやっぱり

迷惑かけたくない

なんて今更出てくる感情。

だけど助けて欲しいという自分の素直な気持ちが邪魔をする。

明日メンバーと会うのが本当につらい

今は会いたくない。

会ったらすべてバレちゃう。

SnowManに迷惑はかけたくない。

斉藤「また違うやつのこと考えてる」

そう言われわたしは人形のごとく

彼の言いなりになり

今日も朝まで彼の欲を満たす。

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