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// you.
言い過ぎちゃった、かな…？
｢あのぐらい言わなきゃダメよね…｣
ディゴリー家に養子として来た当時の記憶はうっすらしかなかった。
決して裕福、では無かったけど
幸せだった。
優しい両親に、
過保護過ぎるけど私を一番に考えてくれる兄。
ロンのお父さんとうちのお父さんが仲良しで、
ロンやジニー、フレッド、ジョージとはホグワーツに入る前から仲良しだった。
そしてホグワーツで知り合った、ハーマイオニーも。
境遇が似ていたハリーとも。直ぐに仲良くなった。
お兄ちゃんは、グリフィンドールやハッフルパフの
生徒たちと仲良くするのは何も言わない。
レイブンクロー生とも。
スリザリン生とだけ、絡むのを怒る。
確かにスリザリン生の中には冷血で卑怯な人もいる。
だけどそんなのひと握りで、
関わってみたらそうでもない。
お兄ちゃんは関わらないから分からないんだよ。
｢…。｣
ﾏｸｺﾞﾅｶﾞﾙ｢ms.ディゴリー。どうしたんですかこんな寒い中1人で。授業が始まっているはずでは？｣
｢…お兄ちゃんと喧嘩してしまって、。何もする気が起きないんです。｣
ﾏｸｺﾞﾅｶﾞﾙ｢いつもとても仲睦まじくしているのに珍しい｣
｢仲睦まじいんじゃなくて、向こうが一方的に、です｣
ﾏｸｺﾞﾅｶﾞﾙ｢果たしてそうかしら。あなた、どの友人といる時よりもお兄さんといる時が輝いていますよ｣
｢…、｣
｢愛されているのは感じています。だけど…｣
.
.
.
｢愛されすぎて幸せ過ぎるのが不満なんて、罰当たりですよね…^^*｣
一滴の涙が頬をスーッと伝った。
マクゴナガル先生はそんな私を
優しく抱きしめてくださった。
.
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作者名：蛇 | 作成日時：2022年5月4日 21時
