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// ｾﾄﾞﾘｯｸ.
勢いよく飛び出したAをハリー達3人が追いかけた。
僕は動けないまま立ち尽くしていた。
すると
ﾏﾙﾌｫｲ｢なんだ行かないのか。妹泣いてたぞ｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢今行ったって拒絶されるさ｣
ディゴリーは隣のベッドに腰掛けた。
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢妹、可愛いよな｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢どうだかな｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢君は妹の事が好きなんじゃないのか？｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢ま、まさか｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢第一、純血じゃない奴に興味はないね。｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢Aが半純血って？｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢あぁ｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢Aは紛れもなく純血だよ(笑)｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢でも貴様は…｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢そうだね確かに半純血だ。妹…Aと僕は血が繋がっていない。僕が5歳の時に両親が里親になったんだ。｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢、…｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢Aの両親はホグワーツで知り合って結婚したんだ。2人とも純血、スリザリン生だった。だから産まれてくるAもきっと、スリザリンらしい、と言うか厳格を守る子になると両親は願っていた。
だけど違った。Aは純血、半純血など関係なく誰とでも仲良くなりたい子だったんだ。
そんな明るくて人懐っこいAを両親は悪魔、一家の恥だとまで罵った。まだ4歳の子に。｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢、｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢それから僅か4歳ながら、どれいの様に扱われた。それで…Aの両親と同い年で同じ時期にホグワーツにいた僕の両親の知り合いが噂を聞いて助けたんだ。その人達は育てられないからって、僕たち一家が引き取ったんだ。｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢ならばなぜ組み分け帽子はあいつをスリザリンにしなかった｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢それは、組み分け帽子にしか分からないさ(笑)｣
ｾﾄﾞﾘｯｸ｢初めてあった日、この子を本気で守ろう。そう誓ったんだ。だからあの子の周りにうるさいハエが集るのが嫌なんだ。あの日のように傷ついて欲しくないって｣
｢だけど、僕がずっと傷つけてしまっていたんだな…｣
ﾏﾙﾌｫｲ｢……。｣
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作者名：蛇 | 作成日時：2022年5月4日 21時
