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「Aがものをなくすのは、ちゃんと意識できてないし、物の管理がちゃんとできてないから。結局、スマホもストラップ付けるだけで安心して、ちゃんと意識してなかっただろ。」
淡々と説教をしている大野は、自分の前で少し不貞腐れて俯くAを見てため息をついた。
最初は、反省してるなら酌量の余地があるかなと思っていた。
でも、前回ので懲りてなさそうなのは問題。
「もうわかってると思うけど、お仕置きだから。お尻出しなさい」
その宣言を受けて、口をへの字に曲げてうるうるしたAが顔を上げた。
大野はそんな様子のAの腕を引っ張って、あっという間に膝に乗せて履いているものを下ろした。
「前回、30回だったんだけど、それじゃ足りなかったんだもんね。」
「いやっ…そんなことはっ、」
「何回だったら反省できるだろうね」
「…っ、」
「回数決めないから。しっかり懲りること。」
そう言われて、腰が抱え込まれて、手が離れた。
ばちぃぃぃんっ!!!!
「痛ぁっ、!」
ぱちぃぃぃぃん!!!
「…っ!」
ぱちぃぃぃぃん!!!
「…ひぃっ!」
ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!…
「やっ、!」
回数が決まっていない、終わりの見えない恐怖。
大野は何も言わずに淡々と平手を落とす。
我慢しようとしても、声が漏れてしまうほどの、強い平手。
ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!
「…ごめんなさいっ、…もうしないっ」
「もうしないのは当たり前」
ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!
「やだっ、」
ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!…
「…ねえっ、おおのくんっ!」
声がだんだんと上擦って、涙で視界がだんだんとぼやけてくる。
Aが話かけても、顔を見上げても、大野は全く反応しない。
そんな大野が怖くて、Aは心が折れそうだった。
ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!
「…ふぇぇぇっ」
ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!
「いいっ、、!」
ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!…
「…ごめっ、なさいっ、…ごめっなさいっ、!!」
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そう(プロフ) - nanocaさん» 嬉しいお褒めの言葉、、ありがとうございます❤︎リク、了解です!遅くなってしまうかもしれませんがご了承ください、、! (9月24日 22時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
nanoca - 主様の作品大好きで!!毎回更新楽しみにしてます!全部好きですがなにわ藤原くんの話が気に入ってます♡あの。。なにわ大橋くんでリクエストってしても良いですか?! (9月24日 3時) (レス) id: 413e5750af (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - Rさん» いつも読んでくださってありがとうございます!!コメント、嬉しいです♡これからもよろしくお願いします! (9月14日 21時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - 雪さん» こんにちは〜、コメントありがとうございます!永瀬くん、了解です! (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - ミーさん» こんにちは!了解です、頑張ってみます! (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そう | 作成日時:2020年12月13日 15時