検索窓
今日:3 hit、昨日:28 hit、合計:49,104 hit

ページ44

「Aがものをなくすのは、ちゃんと意識できてないし、物の管理がちゃんとできてないから。結局、スマホもストラップ付けるだけで安心して、ちゃんと意識してなかっただろ。」


淡々と説教をしている大野は、自分の前で少し不貞腐れて俯くAを見てため息をついた。


最初は、反省してるなら酌量の余地があるかなと思っていた。
でも、前回ので懲りてなさそうなのは問題。


「もうわかってると思うけど、お仕置きだから。お尻出しなさい」


その宣言を受けて、口をへの字に曲げてうるうるしたAが顔を上げた。


大野はそんな様子のAの腕を引っ張って、あっという間に膝に乗せて履いているものを下ろした。


「前回、30回だったんだけど、それじゃ足りなかったんだもんね。」

「いやっ…そんなことはっ、」

「何回だったら反省できるだろうね」

「…っ、」

「回数決めないから。しっかり懲りること。」


そう言われて、腰が抱え込まれて、手が離れた。


ばちぃぃぃんっ!!!!

「痛ぁっ、!」

ぱちぃぃぃぃん!!!

「…っ!」

ぱちぃぃぃぃん!!!

「…ひぃっ!」

ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!…

「やっ、!」


回数が決まっていない、終わりの見えない恐怖。

大野は何も言わずに淡々と平手を落とす。
我慢しようとしても、声が漏れてしまうほどの、強い平手。


ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!

「…ごめんなさいっ、…もうしないっ」

「もうしないのは当たり前」

ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!

「やだっ、」

ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!…

「…ねえっ、おおのくんっ!」


声がだんだんと上擦って、涙で視界がだんだんとぼやけてくる。

Aが話かけても、顔を見上げても、大野は全く反応しない。

そんな大野が怖くて、Aは心が折れそうだった。


ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!

「…ふぇぇぇっ」

ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!

「いいっ、、!」

ぱぁぁん!! ばちぃぃん!! ぱちぃぃん!!…

「…ごめっ、なさいっ、…ごめっなさいっ、!!」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

そう(プロフ) - nanocaさん» 嬉しいお褒めの言葉、、ありがとうございます❤︎リク、了解です!遅くなってしまうかもしれませんがご了承ください、、! (9月24日 22時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
nanoca - 主様の作品大好きで!!毎回更新楽しみにしてます!全部好きですがなにわ藤原くんの話が気に入ってます♡あの。。なにわ大橋くんでリクエストってしても良いですか?! (9月24日 3時) (レス) id: 413e5750af (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - Rさん» いつも読んでくださってありがとうございます!!コメント、嬉しいです♡これからもよろしくお願いします! (9月14日 21時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - 雪さん» こんにちは〜、コメントありがとうございます!永瀬くん、了解です! (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - ミーさん» こんにちは!了解です、頑張ってみます! (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そう | 作成日時:2020年12月13日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。