・ ページ5
この重い空気から逃げようかと思った時、平野くんに腕を掴まれた。反射的に腰を引いてしまう。
「せ、先輩っ、離して下さいっ」
「お説教だけじゃ足りないみたいだから」
「えっ…？」
「言ったでしょ？あまりに酷かったら怒るよって」
「でもっ…」
「俺だから怒られないと思った？」
図星でひるんだ隙きに先輩は私の腕を引っ張って膝に乗せて履いているものを全部下ろした。
「先輩っ、、」
「本当はしたくなかったけど、俺だって後輩を叱ることあるから、覚えとけ。」
先輩の声が低くなって、怖くなる。
手汗が出てくるし、背中にも嫌な汗が流れる。
ぱちぃぃぃん！！！！
「ひぃっ…！」
ぱぁぁん！ ぱちぃぃん！ ばちん！
「痛っ！！！」
ばちん！ ぱちぃん！ ぱぁぁん！
「先輩っ！…痛いですっ！」
「当たり前だろ、お仕置きなんだから」
先輩はマッチョだから腕節が強くて意味がわからないぐらい痛い。
逃げようとして体を捩るけれど、逃げられない。
「暴れると回数増やすよ」
ぱぁぁん！ ぱちぃぃん！ ばちん！
「ちゃんと、、ちゃんとお仕置き受けるからやだあっ…！！」
ばちん！ ぱちぃん！ ぱぁぁんわ！
「いっ…！」
ぱぁぁん！ ぱちぃぃん！ ばちん！
「っ、、、ふぇぇ」
ばちん！ ぱちぃん！ ぱぁぁん！
「…やだっ、、」
ぱぁぁん！ ぱちぃぃん！ ばちん！
「〜〜っ！！」
ばちん！ ぱちぃん！ ぱぁぁん！
「ふぇぇ、ごめんなさいっ、、！」
「反省した？」
もう必死で頷くと、ぱしっと叩かれた。
「ちゃんと口で答えなさい。」
「反省しましたっ、、」
「はい、じゃあ終わり」
ふと気づけば、ピリピリしていた空気がなくなって、いつもの平野先輩のふわふわした空気に戻っていた。そのことに安心して新しい涙が次から次へと溢れてくる。
「ええー、俺そんなに厳しくしたつもりなかったんだけど笑」
「怖かったですっ…」
「どこが厳しくなかった」だ。めちゃくちゃ厳しかったじゃん。
平野くんには叱られないって勝手に思ってたけど、怒ったら怖いことがわかったから今度から気をつけようと思うのだった。
なくしもの（嵐・大野智）→←スカート(King & Prince・平野)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そう(プロフ) - nanocaさん» 嬉しいお褒めの言葉、、ありがとうございます❤︎リク、了解です！遅くなってしまうかもしれませんがご了承ください、、！ (9月24日 22時) (
レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
nanoca - 主様の作品大好きで！！毎回更新楽しみにしてます！全部好きですがなにわ藤原くんの話が気に入ってます♡あの。。なにわ大橋くんでリクエストってしても良いですか？！ (9月24日 3時) (レス) id: 413e5750af (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - Rさん» いつも読んでくださってありがとうございます！！コメント、嬉しいです♡これからもよろしくお願いします！ (9月14日 21時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - 雪さん» こんにちは〜、コメントありがとうございます！永瀬くん、了解です！ (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - ミーさん» こんにちは！了解です、頑張ってみます！ (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そう | 作成日時：2020年12月13日 15時
