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そんなこんなで全く動かない様子を見かねて、藤原が口を開いた。
「10秒以内に来れないんやったら、1秒につき10回ずつ増やすからな。」
藤原的には自分で動けるようにする助け舟のつもりなのだが、
そうは言っても、怖い一言。しかも、冗談でも脅しなわけでもなく、本当にやるのが藤原のお仕置きの恐ろしさでもある。
Aは、慌てて履いているものをお尻の下までちょっと下ろして、膝の上に乗った。
「これじゃあ半ケツだわ、ちゃんと下ろし」
藤原はそう言ってペシっとお尻を叩いた。
ええ、嘘でしょ。
Aは、許してくれこれくらいと言いたいところを堪えて、思いきって膝の上まで下ろした。
半ばヤケクソで乱暴に履いているものをおろす姿に、藤原は吹き出しそうになるのを堪える。
「前回、次やった時は何回って言ったっけ?」
「…20回」
「もう、覚えとるやん。俺が見てへんかったらええやろと思ってたやろ。違う?」
「…違わないです…」
「ったく…」
うっかり忘れていたとかだったら、まだ救いようがあるが、バレなければいいだろうという舐めた態度は良くない。
20回とは言ったけど、厳しくせなあかんな。そう思って、藤原は最初から足を組んだ。
「え!?ちょっと待っ、これ嫌ですっ」
「20回できっちり反省さしたるから」
Aの背中に変な冷や汗がじとっと滲む。
そして、自分の後ろで手が上がる気配にギュッと体を硬くした。
ぱちぃぃんっ!!
「いたっ、、!」
20回できっちり反省させると宣言通り、1発目から仕上げのような威力で、しかもお尻の下の1番痛いところに平手が降ってきて、たった1発でもAを後悔させるには十分だった。
「ほんまに、約束は守れ!」
ぱちぃぃんっ!! ぱぁぁぁぁんっ!!
「いっ…!!」
ぱちぃぃんっ!! ぱぁぁぁぁんっ!!
「俺にバレなきゃ大丈夫だと思ってるその舐めた態度が許せへん」
ぱちぃぃんっ!! ぱぁぁぁぁんっ!!
「…丈くんっ、、痛っ、痛いっ!!」
「痛くなきゃ反省できんのやろ?口で言っただけやったらわからへんのやもんな」
ぱちぃぃんっ!! ぱぁぁぁぁんっ!!
「…っ〜!!」
ぱちぃぃんっ!! ぱぁぁぁぁんっ!!
「ひぃっ…!ふえぇぇっ、、」
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そう(プロフ) - nanocaさん» 嬉しいお褒めの言葉、、ありがとうございます❤︎リク、了解です!遅くなってしまうかもしれませんがご了承ください、、! (9月24日 22時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
nanoca - 主様の作品大好きで!!毎回更新楽しみにしてます!全部好きですがなにわ藤原くんの話が気に入ってます♡あの。。なにわ大橋くんでリクエストってしても良いですか?! (9月24日 3時) (レス) id: 413e5750af (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - Rさん» いつも読んでくださってありがとうございます!!コメント、嬉しいです♡これからもよろしくお願いします! (9月14日 21時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - 雪さん» こんにちは〜、コメントありがとうございます!永瀬くん、了解です! (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - ミーさん» こんにちは!了解です、頑張ってみます! (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そう | 作成日時:2020年12月13日 15時