・ ページ17
��Aside
事務所に寄ってくれって言われたら、なんか軽く説教みたいなのをされた。
確かにさ、免許取りたてのときより大胆な運転にはなったかなっていうのは認めるよ。でも、別に荒くなったわけでは無いし、そんなに心配する必要ないと思うんだよね。
あと言っちゃ悪いけど、海人くん運転上手いわけじゃないし。
まあ、海人くんの言うことも一理あるなと思って、次から気をつけまーすと言って部屋を出ようとした。
そしたらさ、急に腕を掴むんだもん。
「え、何？」
「まだ終わってないよ」
「何、帰らないの？」
「お仕置き」
今まで怒られたことないし、年も近くてそれこそ友達のような関係。
「はあぁぁ？？」
「はい、おいで」
「ええ、、マジで…」
「マジ。」
そう言いながら、グイグイと引っ張られた。そして気がつけば、海人くんの膝の上。
履いているものを降ろされそうになって慌てて抑える。
「次から気をつけるってばっ！」
「だめ、手どけて」
ちょっと待ってと言う声も聞かれず、あっけなく手は腰に押さえられ、履いているものは下ろされた。
「ホントに待って、」
ぱちぃぃぃん！！
「いっ、、！」
ぱちぃん！ ばちぃん！ ばちん！
「…なんでっ」
ぱちぃん！ ばちぃん！ ばちん！
「っ…！」
ぱちぃん！ ばちぃん！ ばちん！
「俺、何度も注意したよね？」
ぱちぃん！ ばちぃん！ ばちん！
「でも全然注意しようとしなかったよね？」
ぱちぃん！ ばちぃん！ ばちん！
「悪かったって、」
「悪かったって思ってないでしょ」
「思ってる思ってる」
「もしそう思ってんのにあの態度だったらホントに酷いよ？」
年が近くて仲が良い海人くんにお仕置きされて泣くなんて悔しくて、必死に耐えていた。
…けど、それも段々限界で
「わかったわかったっ、もうしない」
「分かってないでしょ？」
「っ〜、！」
いつもと変わらない声色、でも淡々と正論を返す海人くんに、いつ終わるのだろうと焦る。
「ルールにはちゃんと意味があるの。守んないと意味ないでしょ？」
「自分は大丈夫だって思ってるかもしれないけど、警察に捕まっちゃったり、事故起こしちゃってから後悔しても遅いんだよ？」
わかった？っていつもの脱力系の声じゃなくて、力のこもった話し方。
「俺やだよ？Aがそれでジャニーズにいられませんとかまでなったら。」
「…ごめんなさい…」
いつの間にか、私のくだらないプライドは無くなっていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そう(プロフ) - nanocaさん» 嬉しいお褒めの言葉、、ありがとうございます❤︎リク、了解です！遅くなってしまうかもしれませんがご了承ください、、！ (9月24日 22時) (
レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
nanoca - 主様の作品大好きで！！毎回更新楽しみにしてます！全部好きですがなにわ藤原くんの話が気に入ってます♡あの。。なにわ大橋くんでリクエストってしても良いですか？！ (9月24日 3時) (レス) id: 413e5750af (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - Rさん» いつも読んでくださってありがとうございます！！コメント、嬉しいです♡これからもよろしくお願いします！ (9月14日 21時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - 雪さん» こんにちは〜、コメントありがとうございます！永瀬くん、了解です！ (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - ミーさん» こんにちは！了解です、頑張ってみます！ (9月14日 12時) (レス) id: 9450fde163 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そう | 作成日時：2020年12月13日 15時
