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マサイside ページ27

マサイside


今日は俺の誕生日だから、と
Aの家で盛大に祝われ、
何故か今年も空気清浄機を貰った。

食事と後片付けが終わると、
Aがテーブルに資料を並べ始める
今日は恋人としての時間は終わりの様だ。
渡された資料の項目を目で追っていく。

「これからコンビで進めるのはまずこれ、
Tシャツとパーカーのデザインを決める」

「業者じゃなく俺らで?」

「やっぱりメンバーがデザインした方がいいと思う。
マサイなら出来るでしょ?」

Aに期待の眼差しで見つめられ、頷く。

「何個か案作ってみんなに選んでもらうのか?」

「これはみんなに任されてるから、
決定してから報告でもいいと思う」

「わかった。Aには先に見せるから、
アドバイスくれると嬉しい」

Aに頷かれ次の項目に移る。

「メンバーのイメージカラー?」

「これはバディさんからの提案。
ファンフェスに出るなら、
決めた方がいいんじゃないかって」

所属している事務所にはファンフェスがある。
フィッシャーズが参加する事があるとすれば
決めた方がいいかもしれない。

「シルクが赤でマサイは青って感じかな?」

「メンバーに好きな色聞いてみるか。
Aはやっぱりピンクか?」

「…ピンクはモトキっぽくない?」

想像してみたら似合いすぎて笑えてしまう。

「3色はほぼ決定だね。後は次会った時みんなに聞いてみよ」

「おう。Aはどうする?」

「…マサイは何色だと思う?」

「…白だな。ギターも白だし」

「じゃあ白で!」

Aが書類の空いたスペースに4人の名前と色を記入していく。

「次は企業案件か」

「ここら辺はもう事務所で決定済みだから、
そのままシルクに提出するね」

Aが次の項目に移る。

「まだ先だけど春休みの旅行計画〜」

Aのテンションが上がる。

「嬉しそうだな。」

「だってみんなと旅行初めてだよ?」

「そうだな」とAの頭を撫でる。
Aは行き先と日程、部屋割りを読み上げて行く。

「Aだけ1人部屋なのか?」

「さすがにみんなの前でマサイと同室はダメだよ」

まあ、ぺけがいたらまたからかわれるだろう。
「それに」とAが続ける

「夜こっそり抜け出すんでしょ?」

修学旅行ごっこは最初から同室では成り立たない。
男子部屋と女子部屋が離れてないといけないのか。

「なるほど?」

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設定タグ:マサイ , フィッシャーズ , Fischer's   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:にゃんこすき | 作成日時:2019年5月16日 17時

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