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苦い (3) ページ7
美波：小瀧くん、今日から残業お願いするわ。
次の日、店長からバイトへ行き準備中に言われた。
小瀧：残業は基本ないって話じゃ？
美波：人手が足りないのよ。
三星くんはあのまま連絡が取れないし
というか、貴方のせいでこなくなったんでしょう。
店長の言ってることが分からなかった。
なんで、俺が責任取らなあかんのやろう。
美波：三星くん泣いてたわよ。
貴方に笑いものにされたって
だから、小瀧くんが責任取るべきよ。
よろしくね。 小瀧くん。
店長は微笑みかけて俺に言った。
残業をしてやっと帰れると思ったら
トイレ掃除を頼まれた。
どうしてそうなるのか分からないけど、
トイレにトイレットペーパーが突っ込まれ
詰まっていた。
そんな日々が続いた。
俺は急いで家に帰る。
ドアが壊れるんじゃないかってくらい
強引に玄関のドアをあけた。
小瀧：ハァハァ 。
肩で息をして玄関で毛布にくるまって寝ている
愛しい流星の頭をそっと撫でた。
パリンパリン
キラキラ
ポロポロ
ビンが壊れて 甘い欠片がこぼれていく
ダメや
それは俺の愛の粒や
このままじゃ
俺の心が
【ダメになる】
目を見開き流星を優しく抱きしめた。
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作者名：aoi | 作成日時：2017年9月14日 12時
