はっぴーしゅがーらいふ (ページ6)

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苦い (2) ページ6

『好きです。僕と付き合ってください。』

バイトのあと、呼び出されて廊下へ出たら

三星くんに告白された。でも、俺の答えは勿論

小瀧：あ、ごめんな。

三星くんはん？と言う顔をして焦ったように

返事は今じゃなくても大丈夫と言ってくれた。

もう、気持ちは決まってるわけだから

小瀧：俺心に決めた人がおるんよ。ごめんな。

ごめんな、三星くん、俺には流星がおるから。

次の日バイトへ行くと同僚の廉が

永瀬：のんちゃんのんちゃん昨日の見たで～？

三星くん振ってるところ。

なんで断ったんよ。

あの子のんちゃん好みの可愛い顔してたで？

のんちゃんが心に決めた人ってどんだけの人なんよ～

小さな可愛い男の子なんて言えるわけがなく

小瀧：別にどんだけって人やないけど、内緒やわ(笑)

永瀬：ええなぁ、のんちゃんカッコええから

色んな人から好かれるから選び放題やんか。

小瀧：そんな事ないで？廉もキラーンってしとると

イケメンやと思うし。自信もってや

そういい、いつもの営業スマイルをすると

廉は納得したようにその場を離れた。

はぁ、はよ帰らな。

流星が待っとるからな。

流星、流星っ。

ん？店長と三星くん … ？

俺は見てしまったんだ。

店長が店の奥に三星くんを連れていく所を。

その翌日から三星くんはバイトにこなくなった。