防弾VSヌナ２片想い編 (ページ33)

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至近距離で、見つめ合う二人ページ33

JK「どんな顔、するだろうなぁ。」

ツンッと、ウサギの耳を指でつつく

「ヌナ、それでさ」

ドアの向こうからジミニヒョンの声が聞こえてくる
え、ヒョンも一緒に入ってくるの？！
見つかると面倒だから、クローゼットの中に隠れて二人の様子を窺う

JM「今度の休み、買い物に行かない？」

「今度の休み？」

JM「うん。この間ロケで行った場所の近くで、ヌナが欲しいって言っていたピンキーリングを見つけてさ。これでしょ？」

ジミニヒョンの手元にある携帯を覗き込んでいるヌナ
やっぱ、あの店に気づいていたんだ
ということは、テヒョニヒョンも知っているかもしれないな

「そうそう、これ。」

JM「このデザイン、似合いそう。」

「そうかな。」

ヌナとジミニヒョンの距離が、ぐっと近づいた

JM「・・・。」

「ジミンだと、こっちのデザインが」

JM「ヌナ」

「ん？」

呼ばれて顔をあげたヌナ
至近距離で、見つめ合う二人
・・・嫌な予感がする

JM「俺・・・ヌ、Aさんのことが、」

JK「は、はっくしょん！」

ごめん、ヒョン
今のわざとだからね

JM・A「えっ？」

クローゼットから姿を見せた

JM「ジョングギ？」

俺の方に詰め寄って来たジミニヒョン

JM「勝手に入り込んで、そんなところに隠れたりして何してるんだよ。」

JK「それは、」

「私が、呼んだの。」

JM「え？」

「まさか隠れているとは、思わなかったけど。」

JK「ごめんなさい。」

「ジミン、ごめんね。グクと話さなきゃいけないことがあるから、二人きりにしてもらえるかな。」

JM「でも、」

「お願い、ジミン。」

ヌナの表情を見て、ジミニヒョンは黙って部屋を出て行った

JK「ヌナ、」

「隠れる必要あった？」

JK「そうだけど・・・。」

「ん？」

JK「ヒョンと一緒だったから、思わず。」

ヘヘッて、笑って誤魔化す俺
そんな俺を表情の硬いヌナが、チラッと見る

「それで、話したいことって？」

JK「その前に、座らない？」

ヌナを促して、ベッドに腰掛けた