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俺の想いを形にした物 ページ32
JK「ヌナ？」
ドアを少し開けて、顔を覗かせた
いない・・・
JK「入るよ〜。」
戻ってくるまで、中で待たせてもらおうかな
室内をこそこそとうろつく
机の上に置かれていた写真に、自然と手が伸びる
JK「さすが、どの写真も素敵すぎる。もしかして、新作の準備かな。」
いろんな場所の景色やクリスマスの街並みの写真
その中に、俺が撮影したヌナの写真が混ざっていた
JK「綺麗だったなぁ、あの時のヌナ。」
レース飾りがついた白いニットワンピ
撮影に使ったブーケや花冠は、持ち帰っていいよと言われた
JK「Aヌナ。」
「はい。どうしました、ジョングクさん。」
JK「これ、どうぞ。」
ブーケを差し出す
「私に？ありがとうございます。」
JK「あと、これも。」
頭に花冠をそっと乗せた
JK「ヌナ、こっち向いて。」
照れくさそうにしながら、ブーケを見て微笑むヌナ
その辺のアイドルよりも綺麗で可愛くて・・・
気づけば、シャッターを押していた
JK「こっちは、釜山に行った時のだ。」
もうあの時には、Aさんを好きになっていたっけ
ヒョンたちの誰にも負けたくないし、俺だけを見て欲しいって
今もその気持ちに変わりはない、むしろ強まっている
JK「そうだ、これ。」
ポケットから取り出した、小さなウサギのぬいぐるみを机の上に飾った
ロケで行ったゲームセンターで見つけて、空き時間を使って取った景品
それともう一つ、俺の想いを形にした物をウサギの耳につける
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作者名：薫
| 作成日時：2018年1月12日 22時
