ジョングギも男だし ページ46
TH「キスした？」
JK「しましたか？」
JM「えへっ♪」
TH「抜け駆けするなよ。」
JK「いやいや。それ、ヒョンが言っちゃダメでしょ。最初に、抜け駆けしたくせに。」
どうして、バレた？
誰にも見られてないはずなのに
TH「ジョングギだって、ヌナとキスしたくせに。」
「えぇ、しましたよ。」
TH・JM「そうなの？」
顔色一つ変えず、飄々と答えるジョングギ
恐るべし、マンネ
JM「そうなのって、テヒョナ。お前が、言ったくせに。」
TH「いや、だって、まさか本当にしているとは思ってなかったし。」
「お待たせ〜。」
JK「ヌナ、ありがとう。」
皆のココアを運んで来てくれたヌナ
誰の隣に座るのかなぁ、なんて何気なく見ていると
何の迷いなくジョングギの隣に座った
TH「ジョングギかよ。」
「ん？」
JK「すみませんね。」
全然悪いと思ってないじゃん、笑ってるし
JM「ヌナ、そろそろ前の部屋に戻らない？」
JK「え？」
JM「いろいろとさ、不便なこともあるでしょ？」
いいぞ、ジミン！
JK「ヌナ、俺と一緒で嫌だった？」
ずるいぞ、ジョングギ！！
しゅんと落ち込んだ様子で、チラッとヌナを上目遣いで見つめている
「グク、嫌じゃないよ。だから、落ち込まないで。」
あー、騙されちゃった。本当、恐ろしいマンネだよ
よく見てジョングギの口元、軽〜く口角が上がっているからね
JM「ヌナ、ジョングギにキス以上のことをされたらどうするの！」
「は？！」
TH「ジョングギも男だし。」
「ちょ、ちょっと、テヒョナまで何言い出すの。」
JM「ありえない話ではないよ。」
「ジミン！グク、そんなことないよね。」
JK「そんなことあるけど？」
TH・JM「させるか！！」
『グクと私が？いやでも、もしかしたら。あんなキスしたし・・って、何考えてるの私。』
テンパったのか、日本語になっているヌナ
TH「ヌナ？」
呼びかけると、突然顔を赤くして何も言わずリビングを出て行った
JK「ヌナ！ヒョンたちのパボ！！」
そう俺たちに言い捨てて、ヌナを追かけて行ったジョングギ
JM「ヌナ、今なんて言ったの？」
TH「わかんない。」
っていうのは、嘘
何とか聞き取れた日本語の意味を考えたくなくて、わからない振りをした
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
