しゅわしゅわ、しゅわわわ〜♪ ページ38
人口密度が高く、にぎやかな室内
ノドが渇いたなぁ
それぞれ話に夢中みたいだし、出番までまだ時間もあるし
そーっと抜け出して自販機へと向かった
「ふふ〜ん♪」
鼻唄交じりに、局内の通路を足取り軽く進む
自販機の前、何を飲もうか選ぶ
「決めた！しゅわしゅわ、しゅわわわ〜♪」
効果音をつけて、炭酸ジュースのボタンを押した
「プッ、あははッ(笑)」
自販機の陰から、人が笑いながら現れた
「チェ、チェンさん！」
CH「久し振り、Aちゃん。くくっ(笑)」
「お久しぶりです。」
うわぁ、最悪。恥ずかしすぎる
CH「しゅわしゅわ、しゅわわわ〜♪」
「あー、もー、忘れて下さい。」
CH「う、うん(笑)」
余程おかしかったのか、まだ笑っている
「もう、チェンさん。」
CH「ごめん、ごめん。そうだ、ベクたちまだいる？」
「まだ話し込んでいましたよ。」
CH「そうか、一緒にいいかな。」
「はい。チェンさん、」
CH「オッパがいいかな。」
「チェン、オ、オッパ。」
CH「ん、なに？」
ヤバい、顔が崩落する
このままだと、からかわれるだけだ
気合を入れて、控室に戻った
BK「Aと・・チェン？」
CH「そろそろ、移動するって。」
KI「ヒョン戻りましょうか。」
BK「そうだな。お邪魔しました。」
KI「ヌナ、またカトクしますね。」
「うん。お仕事、頑張って。」
CH「またね、Aちゃん。しゅわしゅわ、可愛かったよ。」
最後の部分だけ耳元で囁き、頭をぽんぽんって撫でて
チェンオッパは、笑顔を残して去って行った
MG「ヌナのあんな顔、初めて見た。」
TH「まさかだよね。」
JM「いやいや、違うでしょ。」
JS「でもでも、完全乙女だよ。」
JK「目を覚ましなさい。」
グクが背中をぽんっと叩いてきた
「あー、ジョングクさん。これ、あげます。」
JK「あ、ありがとうございます。」
私は、火照る顔を冷やしに再び部屋を出た
チェンさん、いい匂いだったなぁ
『はっ、変態か私。いかん、いかん。』
先程の自販機には、人が集っていて買えそうにない
別の場所に自販機を求めて移動した
「あ、あった。どれにしようかなぁ。え？」
背後から伸びてきた手が、勝手に飲み物のボタンを押した
「Aさん、これがおススメですよ？」
この声は・・・
振り返らず、逃げるが勝ちだよね
その場から逃げようとした私だが、あっけなく男に捕まった
やだっ、誰か、助けて→←おい、おい誰だよ。そんな羨ましいヤツ
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
