俺もあんな風にあの瞳に映されたい ページ39
「オッパ、まだですか？」
BK「いいよ。」
俺に言われて閉じていた目をそーっと開けたA
「うわぁ〜。」
BK「この前来た昼間とは、また感じが違うだろ？」
「はい。夕日が近くて、手が届きそうな感じですね。」
BK「ほら、さっさと始めないと。」
「え？」
BK「いつもの、持って来てるんだろ？」
「はい。」
BK「沈む前に、始めなよ。」
俺に促されたAは、鞄から取り出したデジカメで風景を撮影している
BK「いい顔だなぁ、やっぱり。」
服が汚れる事なんか気にせず夢中に撮影している
その姿を俺は、自分の携帯におさめていく
結局夕日が沈むまでそこで過ごして、晩ごはんを一緒に食べてから宿舎へと送り届けた
施設の前で待ち構えていたテヒョナ
TH「ヒョン、遅いです。」
BK「ごめん、ごめん。」
「オッパは、悪くありませんから。私が連れ回したので。」
BK「また、行こうな。」
「はい、ありがとうございました。今度は、朝日が見たいですね。」
BK「だとしたら、休みの前日に出発して朝を迎えるのがいいかもな。」
「そう、」
TH「ヌナには、門限がありますので。外泊は、できませんよ。」
「門限って、何ですかそれ。初めて聞きましたけど？」
TH「初めて言いましたけど。」
「嫌です。」
TH「ヒョン、失礼します。」
「オッパ、また連絡しますね。」
BK「おやすみ。」
「おやすみなさい。」
テヒョナに引きずられる様に、宿舎へと入っていくAを見送る
今日のAを思い出して、口元が緩む
夕日を見つめる瞳がキラキラ輝いていて、俺もあんな風にあの瞳に映されたいって思った
ヌナの休日 ジョングクｖｓジミン→←さてと、ようやく二人きり
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
