防弾VSヌナ２出会い編 (ページ2)

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家政婦兼付き人？ページ2

PD「家事全般と健康管理、事務所や仕事場への付き添いです。」

えーっと、何か上手く利用されてない？

「それは、彼らの家政婦兼付き人をするってことでしょうか？」

PD「あくまでも写真家としてではなく、彼らと知り合って欲しいのです。その中で、同じ時を過ごしてもらいたいと思いまして。もちろん、お給料も支払います。」

「私は、こちらでも撮影をするために来ています。その時間は、確保できますか？」

PD「もちろんです。もう一人付き人がいますし、なるべくAさんが自由に行動できるようにします。彼らのマネージャには、僕から説明しておきますから。」

真紀「どうする？」

PD「あなた以外、いないと思っています。まだ僕らが知らない彼らを引き出してくれると。僕が求めているのは、作られて気取った表情ではなく自然体で年相応の彼らです。」

帰り際、パン代表に渡された袋の中身を確認する
黒髪のヅラとダサい黒縁メガネ、もしやこれを身につけろと？

PD「部屋着や普段着などは、部屋にあるモノを着用して下さい。しばらくの間は、今のあなたが彼らに見つからない様にして下さい。よろしくお願いします。」

にこにこ笑うパン代表に見送られ、真紀さんと部屋を出た

真紀『Aちゃん、とんでもない展開になってごめんね。』

『ううん。パン代表って、優しそうに見えて強引だったね(笑)』

真紀『展示会の準備は、任せおいて。』

『いつもありがとうございます。』

真紀『出来るよ、Aちゃんなら。』

『はい、頑張ってみます。』

真紀『何かあれば、いつでも連絡してね。』

『ありがとうございます。』

真紀さんと別れて駐車場へ急ぎ、車に乗り込んだ
私の顔を見て、何か言いかけて止めたカイ

KI「A、おそ・・・ご飯、食べに行こうか。」

私がうなずくと、発進した車

KI「こっちには、どれくらいいる？」

「しばらくいるよ。」

KI「じゃ、会いたい時に会えるな。」

「うん、そうだね。」

KI「Aの韓国語、前に会ったときより上達した。」

「本当？」

KI「うん。そうだ、何を食べたいか決めた？」

「焼肉！！」

KI「OK♪どこの店にしようかなぁ。」

「カイの宿舎近くに、美味しい焼肉屋があるって聞いたよ？」

KI「あるよ、そこにする？」

「うん。」