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彼女のそういうところなんだな ページ33
グクと一緒にパン代表の部屋を訪ねた
代表とメンバーが、とても穏やかに話しをしている
PD「Aさん、呼び出してすまない。空いている席に、どうぞ座って。」
「はい。」
テーブルを挟んで置かれているソファーに、メンバーが分かれて座っている
TH「ヌナ、俺の隣に座って下さい。」
「ありがとうございます。」
テヒョンが空けてくれたジンオッパとの間に座らせてもらう
PD「Aさん、まずあなたに謝らせて欲しい。私が強引にAさんを付き人へしたせいで、大変不愉快な思いをさせてしまった。私の気遣いも至らず、本当に申しわけない。」
席を立ち上がって深々と私に頭を下げた代表に、慌てて私も立ち上がる
「代表、頭を上げて下さい。」
私の言葉に顔を上げて席に着いたので、私も座った
PD「先ほど、彼らから話しを聞いたよ。Aさんを誤解していて、辛く当たり嫌な思いをさせて傷つけてしまったこと。誤解がとけた今は、自分たちにとってAさんが必要な存在であることなど。それから、昨夜のことも。私の身内が、本当に申しわけない。」
「昨夜のことは、喧嘩両成敗と言いますし。お気になさらないで下さい。」
私がそう言うと、メンバーが優しく笑った
PD「お前たちが気に入っているのは、彼女のそういうところなんだな。」
RM「はい。」
ナムの返事に、メンバーがうなずく
PD「今後のことについては、こちらからは何も言わない。Aさん自身で考えて、答えを出して欲しい。」
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
