俺、日本語わかるからね ページ13
昨日の語らいを経て、マネヒョンと男の絆を高め合った俺たち
TH「ヌナは？」
マネ「すまん、居なかった。」
JM「すまん、じゃないですよ。」
JK「本当に、ここにいるんですよね。」
マネ「本当にいるから。」
TH「ヌナに嫌われたら、マネヒョンのせいです。」
マネ「う、あ、テヒョン。」
JM「ヌナのご飯を食べてないから、元気が出ないです。」
パタンとソファーに倒れるジミニ
マネ「ジミン、大丈夫か？」
JH「今日は、ヌナを宿舎に帰してもらえますよね？」
マネ「わかってる、わかってるから。」
時間があるし、ヌナを探しに行こう
そっと楽屋を抜け出して、A−3会議室へ向かう
ノックして中を覗くと、誰もいない
床に散らばった書類、倒れたイス・・・何かあった？
TH「ヌナ！！」
局内を走り回った、どこ？
今、誰かに名前を呼ばれた気がする
周囲をきょろきょろ見回していたら、もう一度呼ばれた
BK「テヒョナ、こっち。」
TH「ベクヒョン、お疲れ様です。」
BK「お疲れ、すごい汗だな。どうした？」
TH「あの、」
ベクヒョンは、Aヌナのこと知ってたっけ？
BK「お前のとこのヌナ、たぶん屋上だと思うぞ。」
TH「え？」
BK「早く迎えに行ってやれ。今日は、冷えるぞ。」
TH「ヒョン、ありがとうございます。」
BK「次は、ないぞ。」
口元だけで笑う笑顔を向けられて、ちょっとビビる
ヒョンに頭を下げて、屋上へと急いだ
屋上の扉を開けたら、そこは真っ暗で人の気配がしない
よく目を凝らして、屋上を見渡す
「見つけた！！」
俺の声が響き、振り返ったヌナの元へ駆け寄る
ここに長くいたのか、触れた体は冷たくて強く抱きしめた
TH「一緒に帰ろう、Aヌナ。」
ニヒヒッて笑いかけたら、ヌナの表情が柔らかくなった
『テヒョン、ありがとう。』
声が小さくて聞き逃しそうだったけど、ばっちり聞こえたよ
ヌナは、わからないと思った？俺、日本語わかるからね
強く手を握りしめて、そのまま楽屋へと連れて帰った
入ることを戸惑うヌナの指に、自分の指を絡めるように手を繋ぎ直す
こいつらの傍に、居てやって下さい→←オッパと炭酸と私とテヒョン
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
