嘘泣き、上手だね ページ45
マネ「ほら、食べろ。」
渡されたピザやチキンを受け取ったジンヒョンが、リビングのテーブルへ
JM「マネヒョン、聞きたいことがあります。」
マネ「座って、話そうか。」
RM「はい。」
TH「グギ、行こう。」
JK「はい。」
テヒョナヒョンに促されて、リビングへと向かった
メンバーとマネヒョンで、リビングのテーブルを囲んで座る
マネ「リンさんも、一緒に食べよう。」
リ「はーい。」
呼ばれたリンさんが、マネヒョンの隣に座った
RM「食べる前に、話しをして下さい。」
JN「落ち着かないので、先にお願いします。」
マネ「わかった。」
JH「その前にヌナは、どこですか？」
マネ「彼女には、しばらく別の仕事をお願いしている。」
TH「どうしてですか？」
マネ「仕事が出来ないし、お前たちとの仲も悪いと聞いた。そんな彼女をお前たちの傍に置いておくのもどうかと思って。」
防「は？」
マネ「お前ら、何だその顔。」
RM「ちょっと待って下さい。」
JH「仕事が出来ないって、誰のことですか？」
マネ「だから、Aさんだよ。」
JM「そんなわけないです。」
JK「ヌナほど、俺たちと仕事出来る人いません。」
鼻を啜る音が聞こえてきて、リンさんが泣き出した
マネ「リンさん？」
リ「グクが、あんな事をしたAさんを庇うなんて。すごく優しいと思って。私がもっと頑張りますので、Aさんと一緒に働きたいです。」
マネ「リンさん・・・辛い思いをしたのに、そんな風に言えるなんて。」
リ「きっと、Aさんだって反省しているはずですから。」
マネ「そうだといいが。」
JM「マネヒョン、グクの件をナムヒョンから聞きましたよね？」
マネ「あぁ、あれか。お前ら、すっかり騙されたな。先にリンさんから本当のことを聞いていなかったら、俺もうっかり騙されるところだったけどな。」
RM「本当のこと、ですか？」
マネ「Aさんが、グクと仲良くなるためにリンさんに頼んだらしい。わざとああいう状況を作って、助けるっていうな。」
JK「Aヌナが、そんなことするわけないでしょ。」
俺の前に立って、あの小さな体で守ろうとしてくれた
その時、俺の手を掴んだヌナの手は震えていたし
リ「グク、信じて。私だって、あんなことしたくなかったの。協力してくれたら、カイさんを紹介してくれるって言われて。つい・・・ごめんなさい。」
TH「嘘泣き、上手だね。」
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
