なんか、可愛いなぁ ページ26
JN「テヒョナ、どう?」
「よく眠っています。熱も今朝より下がってきたように思えます。」
話し声が聞こえてきて、目が覚めた
JM「あ、起きた。テヒョナ、どう?」
TH「ん、だいぶ良くなった。」
ジミニに支えられながら、体を起こす
リ「テテ、心配したよぉ。」
抱きついてきたリンちゃんから、チキンと香水の匂い
強烈過ぎて、再び甦ってきた吐き気
TH「・・・吐きそう。」
バッと俺の体を突き放したリンちゃん
これが普通の反応だよな。でもダサい人は、違った
TH「Aさんだけ、残って下さい。」
JM「テヒョナ?」
リ「どうして?私が、傍にいるよ?」
JN「わかった。リンちゃん、行こう。」
RM「Aさん、よろしくお願いします。」
「はい。」
ヒョンたちに連れられて、部屋を出て行くリンちゃん
何か言いたげなジミニとグギも部屋に出て行った
「空気、入れ替えますね。」
自分が羽織っていた上着を俺にかけて、窓を開けに行く
上着からミルクのような匂いがする。この匂い、好きかも
ぐぅー、腹の虫が鳴った
「食べられそうですか?」
TH「たぶん、食べれます。」
「わかりました、お粥持ってきますね。」
TH「あの、」
「はい?」
TH「えっと・・・水も。」
「わかりました。」
部屋を出て行って、時間をかけずにお粥を乗せたトレーを運んできた
TH「早かったですね。」
「そうですか?熱いから、気をつけて食べて下さいね。」
お腹空くこと見越して、寝ている間に用意してくれたのかな
TH「・・・食べさせて。」
「いいですよ。」
え、いいの?あっさり、引き受けてくれた
「ふぅー、ふぅー。」
なんか、可愛いなぁ。―――え?なに?今、何を思った?
「はい、あーん。」
TH「あ、あーん。」
「熱くないですか?」
TH「大丈夫。」
空っぽの胃から、全身に優しい味が染み込んでゆく
満足したお腹のせいで、また眠くなってきた
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作者名:薫 | 作成日時:2017年12月4日 13時