この人って美人なんじゃない？ ページ22
JN「冷蔵庫のフルーツジュース、美味しかった。僕が作るのと少し味が違うのは、どうしてだろう。」
「今度、ジンオッパが作った物を飲ませて下さいね。」
JN「感想聞かせて。あと、ユンギが差し入れで食べたおにぎりとお味噌汁を今度作って欲しいな。」
「いいですよ、そんなに時間かかりませんし。」
この人、こんなに話すの？ナムも目の前のAさんを見て、驚いている
ヒョンたちの話しからすると、美味しいご飯はAさんが？
JH「もしかして、洗濯や掃除もAさんが？」
JN「もしかしなくても、そうだよ。」
「それが私の仕事ですし、与えられた仕事をしているだけです。」
事もなげに言うAさんの横顔からは、一切の感情も読み取れない
綺麗な肌に長い睫、大きな目、高すぎず低すぎない鼻、ぽってりした唇
もしかしたら、この人って美人なんじゃない？
「ホビさん、どうされました？」
あなたに見惚れていましたと言うわけにもいかず、笑いかける
笑い返してくれた笑顔は、意外と可愛いかった
玄関のドアを開けると、走ってきたテヒョナ
TH「遅いよ、俺の炭酸。」
SG「遅くなって、悪かったな。」
TH「え？」
ユンギヒョンが、レモンライム味の炭酸が入った大きいボトルを差し出した
TH「ありがとうございます。」
JK「俺のお菓子は？」
SG「これか？」
ユンギヒョンがお菓子を投げ、受け取ったジョングギが焦っている
JN「それくらい、自分たちで買いに行きなさい。」
JM「テヒョナ？ジョングギ？」
二人の様子を見にきたジミナが、怖い顔したヒョンたちに驚いている
JH「これ運んで。」
重たい袋を二人に、渡す
TH・JK「重っ。」
RM「さ、ご飯を頂こうか。」
JH「お腹減った。さ、Aさんも一緒に食べましょう。」
俺たちの後ろをビクつきながら、ついて来るマンネたち
袋から自分たちのお菓子やジュースを持って、部屋に戻って行く
リンちゃんもテヒョナたちについて行った
「すぐに温め直しますので、着替え済ませて来て下さい。」
着替えて戻ると、温かい晩ごはんが用意されていた
SG「俺さ、この味付け好きだわ。」
「やっぱり、ユンギ好きだと思った。でもジンオッパにしたら、ちょっと濃い味かもしれません。大丈夫ですか？」
JN「すごく、美味しいよ。」
「よかったです。」
Aさんと俺もいろんな話をしながら笑っていて、いつもよりご飯が美味しい気がした
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
