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☆ ページ48
キッチンで調理中の私に、携帯を届けにきた剛典
「誰これ。」
ムッとした口調で、表示された男の名前を指さす
『んー、誰だったかな。』
本当に覚えがない名前
じーっと名前を見て、何とか思い出そうとしていた
携帯を受け取ろうとしたら、サッと後ろのポッケにしまう剛典
「ねぇ、俺のAでしょ?」
私を見つめる瞳が、不安そうに揺れている
『そうだっけ?』
何だろう、意地悪したくなる
「そうなの。だから、俺だけを見て。」
『私の周り、イケメン多すぎだしなぁ。』
「俺がいれば、十分でしょ?」
『どうかな。』
「俺の気持ち、ちゃんと伝わってない?」
『とりあえず、携帯返して。』
「もういい。」
悲しそうに、キッチンからリビングへと戻って行く剛典
ちょっとやりすぎたかなぁ
『携帯、持ったまま行かないでよ。』
俺より携帯かよって、顔をしている
拗ねて、むーっと唇を突き出す剛典
可愛いなぁ、キスしたいかも
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作者名:薫 | 作成日時:2017年10月29日 0時