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☆ ページ2
剛「なに？どうしたの？」
『ッ･･･。』
耳に触れた柔らかい感触
わざとそれをあてながら話してくる
ナ「聞こえていますよね？」
『んッ、うん。剛典のこと、どう思っているかだよね。』
剛「それなら、好きでしょ？」
だから、いちいち甘い声で囁かないで
ナ「･･･好きなんですか、先輩のこと。」
『それは…今は、答えられない。ごめんね。』
一方的に、通話を終わらせた
「答えられないって、どういうこと？」
顔を上げて、見下ろしてくる
『まだ本人にも言ってないことをどうして彼女に言わなきゃいけないの？』
「え、それって、俺のこと、」
パタパタッ―――リビングに近づいてくるスリッパの音
慌てて体を起こして、リビングのドアを見た
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作者名：薫
| 作成日時：2017年10月29日 0時
