恋人の関係１：今市隆二 (ページ1)

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俺ばかり？ページ1

久しぶりにメンバーと飲みに来ていた。

直己さんとエリーは、残念ながら仕事の関係で参加できなかったけど。

トイレに行くと席を立ち、Aに連絡をした。

「もしもし？」

『隆二、どうしたん？』

「会いに行ってもいい？」

『今から？』

「メンバーとの飲み会が終わってからになるから、遅くなるかもしれないけど・・・。」

『ええよ。明日休みやから、いつ来てくれても大丈夫やで。』

「ん、必ず行くから。」

『待ってるわ。』

きっと今、俺の好きな笑顔でいるはず。早く、会いたくなってきた。

自分の席へ戻り、携帯を見て思わずにやける。

岩「隆二さん、何か良いことありました？」

向かいに座っていた臣や岩ちゃんに、にやけ過ぎと突っ込まれる。

「ん～、まぁね。」

臣「教えろよ。」

健「えっ、Aやん。」

「ちょっと、健ちゃん。勝手に見ないでよ。」

隣に座っていた健ちゃんから携帯を隠そうとしたが、反対側に座っていた直人さんに携帯を奪われる。

直人「これ、Aの部屋？」

「直人さんまで。返してくださいよ。」

岩「俺も見たい！」

臣「俺も。」

直人さんから岩ちゃんへ手渡る携帯。

岩「Aちゃん、可愛い。俺、タイプです。」

「えっ！！」

臣「なかなか、いいよな。」

健「それにAは、フリーやって言うとったで。」

「それ、いつの話？だめだよ、皆。俺のAなんだから。」

俺の発言に、皆がニタニタ笑っている。

臣「へぇ～。」

健「俺のAなんや。」

直人「俺のAなんだ。」

岩「隆二さんのAちゃんなんだ。」

メンバーに乗せられたって、気づいた時には遅かった。

仕方なく、今日までのことを全て話すことに。