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店内をキョロキョロと見回していた今市隆二と私の目が合った。
そのまま、一直線に私の席へと向かってくる。
隆「A。」
私を呼ぶ今市隆二の声が、震えているように聞こえた。
隣の席に座って、ピタッとくっついてくる。
「俺、ちゃんと言ったよ。」
『よう頑張りました。』
労う様に、肩をぽんぽんと軽く叩いた。
「…帰りたい。」
『しゃーない、私の家に招待したるわ。』
私の言葉に、弱々しく笑う今市隆二。
ゆっくりと立ち上がって、メンバーの所へ今から帰ることを伝えに向かった。
入れ違いに、私の席へとやってきた雪村さん。
「Aさん。」
雪村さんに、声をかけられた。
『雪村さん。おめでとうございます。』
「ありがとう。ところでAさん。隆二とは、どういう関係?」
『雪村さんに、言う必要ありますか?すみません、失礼致します。』
私はそう言って、雪村さんの前から足早に立ち去った。
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作者名:薫 | 作成日時:2016年10月17日 3時