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* ページ5
あの親睦会後から、今市隆二とさらに仲良くなった。
仕事が早く終われそうな時には、どちらかが誘って飲みに行く機会が増えていった。
次の日が昼から仕事の日か休みだったりすると、今市隆二は必ず私の家で飲み明かそうとする。
二人きりにならないように、三代目メンバーを巻き込んで過ごした。
大概、今市隆二が拗ねるけど。
部屋に誘われるけど、雪村さんの存在を感じてしまうだろうから絶対に行かない。
今の関係でいることが、私の精一杯。
残業している私の隣の席に座って、パクパクお菓子をほうばっている今市隆二。
『Aも食べる?』
「食べへん。ここで、なにしてるん?」
『Aを待ってんの。』
「なんで?」
『ご飯、一緒に食べたいから。』
「いやいや、あかんでしょ。」
『なんで、あかんの?』
下手くそな関西弁が返ってきた。
『下手くそ。』
「えへへっ(笑)」
待たせるのも悪いので、サクッと片付けて帰る準備を済ませた。
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作者名:薫 | 作成日時:2016年10月17日 3時