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屋上で二人を見かけてから1週間。
雪村さんが長期出張でしばらく社内に不在の日々が続いた。
そんな中、私の企画が通った。
三代目JSBを起用する事が決定し、初めて仕事をご一緒することになる。
仕事をしていくうちに、三代目のメンバーと仲良くなった私。
食べることが好きな私と今市隆二は、すぐに意気投合した。
そんなある日、しばらく一緒に仕事をするスタッフやメンバーとの親睦会が開かれた。
スタッフと話を終えて、三代目の席へと移動してきた私を隣に座らせてくれた今市隆二。
「A、これ食べた?」
奥のテーブルから、料理を取ってくれる今市隆二。
『まだ食べてへん。』
「うまいよ、これ。」
はいっと口の前に差し出されたので、パクッとそのまま口にほうばる。
『ほんまや。おいしいなぁ。』
「でしょ。こっちのも、うまいよ。」
自分の皿に取っていた料理を半分、私の皿へ取り分けてくれた。
すぐに食べてみる。
『これも、めっちゃおいしい。』
「でしょ、でしょ。」
『今市隆二、こっちの食べた?』
私の皿に乗っている料理を指さす。
「まだ。あ〜ん。」
口を開けて準備している今市隆二。その口の中へ、放り込む。
「うっま。」
『せやろ。』
二人で、次から次へと料理を平らげていく。
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作者名:薫 | 作成日時:2016年10月17日 3時